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季語と歳時記

きごさい歳時記

作成者アーカイブ: dvx22327

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定家忌(ていかき)仲秋

季語と歳時記

【解説】
陰暦八月二十日。藤原定家の忌日。和歌の家柄に生まれ、父は藤原俊成。「新古今和歌集」の撰集にたずさわった。    
【例句】
定家忌や芒に欠けし月一つ 
松瀬青々「妻木」

種採(たねとり)晩秋

季語と歳時記

【解説】
花の終った草花の種を採ることをいう。採った種は来年のために保存する。  【例句】
台風はきぞに朝顔の種収む 
臼田亜浪「石楠」

生姜(しょうが、しやうが )三秋

季語と歳時記

sinsyouga【子季語】
薑、葉生姜、くれのはじかみ
【解説】
ショウガ科の多年草。秋、淡黄色で多肉の根茎が大きくなり、それを収穫する。生食・香辛料・薬味などの食用になる。新生姜は夏の季語。 
【科学的見解】
ショウガは、熱帯アジア原産の多年草であり、日本では古くから導入・栽培されている。本種は、根茎にジンゲロールなどの成分を有しており、体を温める健康効果が知られている。近縁の種としては、根茎が特に大きくなるオオショウガや鱗片が紅色で美しいベニショウガなどが知られている。(藤吉正明記)

葉生姜や手に取るからに酒の事 
白雄「白雄句集」

貧しさや葉生姜多き夜の市
正岡子規「子規句集」

朝川の薑を洗ふ匂かな
正岡子規「子規句集」

一束の葉生姜ひたす野川哉
正岡子規「季語別子規俳句集」

葉生姜やかりりかりりと露の玉
川端茅舎「華厳」

眼白(めじろ)三夏

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【子季語】
目白籠、目白捕
【解説】
十二センチくらいのメジロ科の留鳥。目のまわりに光沢のある白い環があるので、この名がある。性格が穏やかでよく群れをなす。
【科学的見解】
メジロは、メジロ科の鳥類で、日本全国の低地から山地までの林内で主に留鳥として生息している。冬期において、北日本の寒さの厳しい地域では、暖地や低地に移動する。食性は、昆虫類やクモ等の小動物や木の実、花の蜜等も餌にしている。木の実や花の蜜を餌とする習性から、樹木類の種子散布に加え、受粉にも貢献している。産卵期は五月から六月で、四個から五個程度産卵する。近縁種としては、稀な旅鳥として秋に確認されているチョウセンメジロや小笠原諸島に留鳥として生息している眼の周りが黒いメグロが知られている。(藤吉正明記)

種選(たねえらび)仲春

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【解説】
前年に採つて保存しておいた籾を塩水に浸し、浮上がつた不良の種籾を取り除く作業をいう。 

蒸鰈(むしがれい、むしがれひ) 仲春

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【子季語】
やなぎむし、柳むしがれい
【解説】
塩をして蒸した鰈を、陰干しにしたもの。干すことによって身がしまり、魚本来の旨みがまして味が良くなる。酒の肴にもよい。 
【例句】
桃の日や下部酒もる蒸鰈
白雄「白雄句集」

砂浜や松折りくべて蒸鰈 
内藤鳴雪「鳴雪俳句鈔」

若狭には仏多くて蒸鰈
森澄雄「鯉素」

懐炉(かいろ、くわいろ)三冬

季語と歳時記

【子季語】
懐炉灰、懐炉焼、紙懐炉
【解説】
外出の際などに懐に入れて体を温める携帯器具。古くは熱した石を布に包んだ温石や、懐炉灰や揮発油を用いるタイプがあったが、今は振ると熱くなる使い捨て懐炉が主流。

三十にして我老いし懐炉かな
正岡子規「子規句集」

一点が懐炉で熱し季節風
日野草城「銀」

銀懐炉まだなきがらの懐に
長谷川櫂「虚空」

野菊(のぎく)仲秋

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【子季語】
紺菊、野紺菊、竜脳菊、油菊、泡黄金菊
【解説】
山野に咲く菊の総称。色もさまざまで、野路菊は白、油菊は黄、野紺菊は淡い紫、海辺に咲く白い浜菊も美しい。
【科学的見解】
野菊は、日本在来の山野に自生するキク科キク属の約十六種の総称である。代表的な種としては、サツマギク、ノジギク、リュウノウギク、シマカンギク等が知られている。多くは日当たりの良いところを好むため、草原や林縁、海岸付近等の開けたところに自生している。これらの植物は、筒状花と舌状花をあわせもつ頭花を形成し、また葉に特有の香りを含んでいる。(藤吉正明記)
【例句】
撫子の暑さ忘るる野菊かな
芭蕉「旅館日記」

名もしらぬ小草花咲く野菊かな
素堂「曠野」

重箱に花なき時の野菊哉
其角「句兄弟」

朝見えて痩たる岸の野菊哉
支考「其便」

なつかしきしをにがもとの野菊哉 
蕪村「蕪村句集」

足元に日のおちかかる野菊かな 
一茶「文化句帖」

湯壷から首丈出せば野菊かな
夏目漱石「漱石全集」

百丈の断崖を見ず野菊見る
高浜虚子「六百五十句」

蝶々のおどろき発つや野菊の香
前田普羅「春寒浅間山」

頂上や殊に野菊の吹かれをり
原石鼎「花影」

かがみ折る野菊つゆけし都府楼址
杉田久女「杉田久女句集」

蛇笏忌(だこつき)仲秋

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【子季語】
山廬忌
【解説】
俳人・飯田蛇笏(明治十八年四月二十六日生~昭和三十七年十月三日没)の忌日で、秋の季語。蛇笏は現在の山梨県笛吹市境川町に生まれ、早稲田大学在学時代に小説や詩、俳句に多才を発揮。帰郷後、俳句に専念し高浜虚子の「ホトトギス」で活躍。格調高い俳風で立句の名手と言われた。「雲母」を主宰した。 

焼酎(しょうちゅう、せうちう)三夏

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【子季語】
泡盛、粕取焼酎、甘藷焼酎、蕎麦焼酎、黍焼酎
【解説】
日本の代表的な蒸留酒で、昔は暑気払いに飲まれたが、今は通年愛飲される。サツマイモ、麦、米、蕎麦などが原料。製法により甲・乙類に分けられる。乙類は本格焼酎とも呼ばれる。元来、清酒に比べ、”安酒”のイメージがあったが、鹿児島のイモ焼酎、奄美諸島の黒糖焼酎などが近年大人気。

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