【解説】
苗代に育った稲の苗を水田に植えるころをいう。六月ごろに行うことが多かったが、現在では五月ごろが一般的である。
dvx22327
芒種(ぼうしゅ/ばうしゆ )仲夏
【子季語】
芒種の節
【解説】
二十四節気の一つ。新暦で六月六日ごろ。稲や麦などの穀物の種蒔きをする頃という意味である。蛍が出始める頃でもある。
仲夏(ちゅうか) 仲夏
【解説】
三夏の半ば、陰暦五月にあたる。陽暦で六月ごろで梅雨どきと重なる。
小満(しょうまん/せうまん) 初夏
【解説】
二十四節気の一つ。陽暦で五月二十一日ごろ。万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るという意味である。
若夏(わかなつ) 初夏
【解説】
沖縄で稲の穂の出る頃をいう。沖縄の初夏をさす。
夏浅し(なつあさし) 初夏
厳島鎮座祭(いつくしまちんざさい) 初冬
【子季語】
御灯消/山口閉の祭
【解説】
広島県宮島の厳島神社の祭礼。十二月初の申の日に行われ、厳島神社の祭神が鎮座されたことを寿ぐ。かっては、陰暦十月末の亥の日より十一月はじめの申の日まで、大声を出したり、物を鳴らしたりすることを禁じられた、厳かな祭礼であったという。
清和(せいわ) 初夏
【子季語】
和清の天
【解説】
初夏の爽やかな天気のこと。清らかでのどやかなさまをいう。
花筏(はないかだ) 晩春
狐の子(きつねのこ)三春
【子季語】
子狐
【解説】
狐はイヌ科の哺乳類で、イヌに似た体型を持つ小動物である。冬に発情し、三月から四月にかけて、三頭から多いときで十頭もの子を産む。生まれたときの体色は黒っぽく、体重は百十グラムほどである。五ヶ月くらい親と一緒に暮らし、秋には親離れする。
【科学的見解】
キツネは、ネコ目(食肉目)イヌ科の哺乳類である。大陸のアカキツネに対して、日本には北海道にキタキツネ、東北から九州までにホンドキツネの二亜種が存在している。亜種とは、補助的な分類階級の一つであり、種の下に位置付けられた分類単位である。亜種は、基準となる種に対して形態や性質的な差異が小さい場合に用いられている生物学的分類階級である。
その両亜種は、人里近くの低山から高山までの森林に生息しているが、林縁部の草地や農耕地でも見かけることが多い。仔育てのため、日当たりが良く土の軟らかい斜面に自力で巣穴を掘る場合もあるが、アナグマの使い終わった古巣が見つかればそれらを利用する場合もある。交尾期は十二月から翌年二月まである。出産は春先の三月から四月ごろで、平均四仔を巣穴で出産し、夏まで家族集団で仔育てを行う。出産直後の仔は黒色からは灰色の体色をしているが、成長とともに体色が茶褐色に変化していく。(藤吉正明記)


