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季語と歳時記

きごさい歳時記

作成者アーカイブ: dvx22327

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大黒舞(だいこくまい/だいこくまひ) 新年

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【子季語】
大黒廻し
【解説】
室町時代から行われる正月の門付けのひとつ。面や頭巾で七福神の大黒に扮した者が、張り子の小槌を振りながら舞い、歌や祝い言を述べる。
【例句】
舞ひ込んだ福大福と梅の花
一茶「七番日記」

はやし人の分別らしや大黒舞
白雄「新類題発句集」

駒鳥に大黒舞を見せうもの
遅月「発句題叢」

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権現舞(ごんげんまい/ごんげんまひ) 新年

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【子季語】
春祈祷/門打/権現様/歯打
【解説】
秋田県や岩手県で正月に舞われる獅子舞。漆で黒く塗られた獅子頭を使い、太鼓や鉦、笛に合わせて舞いながら、家々をまわり、獅子頭の歯を打合せてならす「歯打ち」をしたり人々を噛んだりすることで厄を払い、火伏せのまじないを行った。東北の山伏修験者が行っていた祈祷の名残だという。秋田県や岩手県では、この獅子を一年の幸せを約束する権現様の御神体とあがめて「権現様」と呼ぶことから、このように呼ばれる。

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才蔵(さいぞう/さいざう) 新年

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【解説】
正月の門付けのひとつである「万歳」の脇役のこと。大黒頭巾に裁着袴の才蔵が、主役の太夫の歌や舞に合わせて鼓をうち、祝い言や滑稽な問答などを掛け合う。江戸日本橋では、才蔵が集まる才蔵市が立ち、三河万歳の太夫がその年の正月を一緒に演じる才蔵を選んだ。

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二十日祝(はつかいわい/はつかいはひ) 新年

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【子季語】
刃柄祝/鏡台祝/初顔祝/鏡の祝/鏡台祝ふ
【解説】
正月の祝い納めとし、その年の豊作を祈って、正月二十日に赤飯や団子を食べて祝った。「二十日を祝う」と同音になることから、武家では「刃柄祝」(はつかいわい)と称して具足の鏡開きをした。女性は「初顔祝う」として鏡台に供えてあった鏡餅を下げて食べた。
【例句】
鏡台を祝ふ難波のお山かな
松瀬青々「妻木」

伝へたる古鏡台も祝ひかな
松瀬青々「鳥の巣」

鏡台を祝ふや花の女形
岡本松浜「最新二万句」

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十八粥(じゅうはちがゆ/じふはちがゆ) 新年

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【子季語】
大師粥
【解説】
正月十八日に食べる小豆粥。これを食べると蛇やつつがむしなどの害を逃れると信じられていた。十五日の粥を残しておき、餅花などを入れて炊き直したり、その乾き具合で豊凶を占ったり、成木につけたりした。元三大師の供養のためともいわれ、「大師粥」とも呼ばれる。
【例句】
貯へは十八粥もなかりけり
蝶夢「草根発句集」

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上元の日(じょうげんのひ/じやうげんのひ) 新年

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【子季語】
上元/上元会/元宵/元夕/花灯会/灯楼/上灯/落灯
【解説】
陰暦一月十五日のこと。七月の中元、十月の下元と併せて三元と称する節会。中国由来の風習で、上元の日には上元生まれの天神を祭った。町中に色とりどりの灯籠(ランタン)をかけ、境内にろうそくや竿灯をかかげ悪魔や邪気を払う。長崎市の崇福寺で行われるものが有名である。

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塞灯焼(さいとやき) 新年

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【子季語】
柴灯焼/さいとうばらい
【解説】
東北、関東甲信越地方などで小正月に行われる風習で、道祖神、塞の神信仰と左義長行事が結びつき、左義長行事と同じように行われる火祭りである。

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粥釣(粥釣/かゆつり )新年

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【解説】
高知県で小正月に行われた風習。旧暦一月十四日に簑や笠、風呂敷などで顔や体を隠して神の化身に扮した若者たちが囃しながら家々をまわり床の間に飾られた白米や餅をもらい歩き翌朝それで粥を炊いた。現在はごく一部の地域で子供たちが家々をまわり餅や菓子をもらい歩く風習として残っている。

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とびとび 新年

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【子季語】
とよとよ
【解説】
九州地方や山口県で行われた正月行事のひとつ。子供たちが昼に集まって藁の馬や銭縄を作り、翌日の未明から家々をまわってそれらを配り歩いた。配られた家ではそれらを神棚に供え、子供たちに米と餅を渡した。この米と餅によって在所の神様に絵馬を納めたという。福岡県早良区石釜では、小正月に行われ、頭の上をしばった藁束を被って顔や体を隠し神の化身に扮した若者たちが「トービ」と声をかけながら家々をまわり、輪注連や馬や海老の藁細工を配りその年の幸福を予祝する。訪問を受けた家では餅やお菓子を渡し水をかける。配られた藁細工は神棚に供えたり屋根に投げ上げたりして家内安全を祈る。現在は十四日に一番近い土曜日に行われる。

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ほとほと 新年

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【子季語】
ことこと
【解説】
中国地方を中心にその年の幸福を予祝して小正月に行われた行事。簑や笠、風呂敷などで顔や体を隠して神の化身に扮した若者が家々をまわり、鏡餅などの縁起物を置き、かわりに餅や祝儀をもらった。家々の戸をたたくときの音、又は家々をまわるときに唱える「ほとほと」という声が名前の由来といわれている。

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