【子季語】
御魂の冬/年の終りの魂祭
【解説】
盂蘭盆会同様、大晦日の夜に祖先の御魂を祭ること。古い時代に廃れた慣習である。
dvx22327
仏名会(ぶつみょうえ/ぶつみやうゑ) 暮
【子季語】
御仏名/被綿/栢梨の献盃
【解説】
陰暦十二月十九日から三日間行われる法要である。一万三千にものぼる仏や菩薩の名をとなえて、一年間の罪を懺悔し、心身ともに清らかにになって新しい年を迎えようと祈念する法要である。宮中では宝亀五年十二月より始まったとされる。各地の寺でも行われる。
時宗歳末別時(じしゅうさいまつべつじ) 暮
【解説】
別時念仏/遊行の一つ火神奈川県藤沢市の遊行寺で行われる念仏修行で、十一月十八日から三十日まで行われる。二十七日の夜には、堂内の燈火を消す「御滅灯」の式、つまり「一つ火」の儀式が行われ、人々は一年間の罪業を懺悔して心身ともに清らかにになって新しい年を迎えることになる。念仏のありがたさを知る修行である。
維摩会(ゆいまえ/ゆいまゑ) 初冬
【子季語】
興福寺維摩会/浄名会
【解説】
興福寺で陰暦十月十日から十六日までの七日間行われた維摩経を講ずる法会。藤原鎌足が山科陶原の自分の屋敷を、山階寺(やましなでら)とし、そこで維摩経を講じたのが始まりとされる。維摩会に御斎会、最勝会を加えて、興福寺三会とされる。
夏菜(なつな) 三夏
【子季語】
不断草
【解説】
夏に採れる菜のこと。夏は葉もの野菜が少ない時期。代表的なものに不断草がある。
アスパラガスの花(あすぱらがすのはな) 晩夏
【解説】
アスパラガスはユリ科の多年草。原産地のヨーロッパでは紀元前から栽培。多肉質の若い茎を食用にする。成長すると茎は一メートル以上になり、葉を松葉のように分岐させる。七月から八月にかけて釣鐘形のクリーム色の花を咲かせる。
【科学的見解】
ヨーロッパ原産のアスパラガスは、キジカクシ科(旧ユリ科)の多年草であり、食用として広く栽培されている。本種は雌雄異株であり、雌雄で生産性なども変化し、雌株の方がやや茎の太いものが出やすいとのことである。近縁の在来種としては、科名にもなっているキジカクシが知られている。(藤吉正明記)
青瓜(あおうり/あをうり) 晩夏
【解説】
ウリ科の一年生果菜。青々としているが表面に縞のあるものもある。おもに中部地域で栽培される。白瓜にくらべ実が引き締まって食感がいい。粕漬、味醂漬、味噌漬などに利用される。
越瓜(しろうり)晩夏
姫瓜(ひめうり) 晩夏
【解説】
姫瓜は真桑瓜の一種。実は白く六センチほどの扁球形。昔は姫瓜に男女の顔を描いて玩具にする風習があった。
夏豆(なつまめ) 晩夏
【子季語】
新枝豆
【解説】
立秋前に獲れる枝豆のこと。ハウスなどで栽培されるものは五月ころ市場に出回る。枝豆は秋の季語。

