【子季語】
千鳥草
【解説】
キンポウゲ科デルフィニウム属の一年草。北アメリカ原産で、草丈は一メートルくらい。葉は細かく裂けている。五月から七月にかけて、青紫色の五弁の花をつける。花の形が飛ぶ鳥に似ているのでこの名がある。
dvx22327
花菱草(はなびしそう/はなびしさう) 仲夏
【子季語】
金英花/カリフォルニアポピー
【解説】
ケシ科ハナビシソウ属の多年草。北アメリカ原産で公園などの植えられる。草丈は三十センチくらい。初夏の頃、黄色またはだいだい色のヒナゲシに似た大型の四弁の花がつける。
玉簾の花(たますだれのはな)三夏
ゼフィランサス
【解説】
ヒイガンバナ科ゼフィランサス属の多年草。南アメリカ原産で庭などに植えられる。草丈は三十センチくらい。夏に花茎を伸ばし、六弁の白い花を咲かせる。葉のようすを簾にたとえてこの名がある。
【科学的見解】
タマスダレは、明治初期ごろに導入された外来植物である。南米原産であるが耐寒性があるため、日本の環境や風土にも合い、庭先や公園などでよく栽培されている。同属の代表的な種としては、サフランモドキが知られている。(藤吉正明記)
風蝶草(ふうちょうそう/ふうてふさう) 晩夏
竜舌蘭(りゅうぜつらん) 三夏
【解説】
リュウゼツラン科リュウゼツラン属の単子葉植物の総称。原産地はメキシコ。公園などに植えられる。根生葉は三メートルにもなる。葉のしぼり汁を醸造してテキーラを作る。数十年に一度、五メートルほど花茎を伸ばし、緑色の多数の花をつけます。
常夏(とこなつ) 三夏
【解説】
ナデシコ科ダイアンサス属の耐寒性多年草。中国から渡来したセキチクを改良して作られた園芸種である。観賞用に花壇などに植えられる。草丈は三十センチくらい。夏に、花径三センチほどの濃紅色の花を咲かせる。
【例句】
常夏に切り割る川原川原かな
一茶「寛政紀行書込」
酔仙翁草(すいせんのう/すいせんをう)三夏
水仙翁/フランネル草
【解説】
ナデシコ科シレネ属の一年草。原産地は南ヨーロッパ。観賞用に花壇などに植えられる。草丈は五十センチから七十センチくらい。五月から六月にかけて花径三センチほどの赤紫やピンク色の五弁の花を咲かせる。全体が白い毛でおおわれている。
【科学的見解】
スイセンノウは、江戸時代末期ごろに導入された外来植物である。名は、花が赤いことから、ほろ酔いの仙人を連想してつけられた。別名は、フランネルソウと呼ばれている。栽培環境としては、南ヨーロッパ原産ということから乾燥を好み、湿潤な土壌を嫌う。(藤吉正明記)
銀盃草(ぎんぱいそう/ぎんぱいさう) 晩夏
【子季語】
銀杯/ニエレンベルギア
【解説】
ユキノシタ科ギンバイソウ属の多年草。本州の関東から西の山地に自生する。草丈は五十センチから八十センチくらい。楕円形の葉は対生し、全体がまばらな毛でおおわれる。七月から八月にかけて集散花序を出し、十個から二十個の白い小さな花をつける。
【科学的見解】
ギンパイソウは、アジサイ科(旧ユキノシタ科)の多年草で、関東以西から九州までの山地の木陰に生育している。名の由来は、白い花を梅にたとえたものであり、別名ギンガソウとも呼ばれる。本種は、同じ科のノリウツギなどとともに茎に含まれている粘液物質を和紙作りに用いたとのことである。(藤吉正明記)
ガーベラ 仲夏
カラジューム 晩夏
【子季語】
錦芋
【解説】
サトイモ科カラディウム属の観葉植物。南米アマゾンが原産地で、寒さに弱い。縁取られた白や赤の葉が特徴である。草丈は四十センチくらい。
【科学的見解】
カラディウムは、南米原産の外来植物であり、日本では観葉植物として室内緑化等で利用されている。南米地域の熱帯に七種程度が自生している。日本では、キャンディダムという品種が多く生産されており、シラサギとも呼ばれている。日本では、球根の分球により繁殖が行われている。(藤吉正明記)


