【子季語】
火の用心/夜廻り/夜番番屋/火の番小屋/夜番小屋/夜警/寒柝
【解説】
夜、火事が出ないように市中を見回ること。火の始末の注意喚起の声を上げながら、寒柝を打ち鳴らして回る。一人で回ることもあれば、子供らが集団で回ることもある。最近ではあまり行われない。
【例句】
町を行く夜番灯あり高嶺星
松本たかし「石魂」
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干菜湯(ほしなゆ) 三冬
【子季語】
干菜風呂
【解説】
蕪や大根の葉を干して保存食材としたものが干菜である。この干菜を入れた風呂は体がよく温まるという
【例句】
干菜湯や世を捨てかねて在り経つつ
日野草城「即離集」
湯気立(ゆげたて)三冬
【子季語】
加湿器
【解説】
部屋の乾燥を防ぐため、蒸気を発生させること。火鉢に薬罐をかけたり、市販の電気加湿器を用いたりする。風邪の予防に有効である。
【例句】
湯気立てゝひそかなる夜の移りゆく
清原枴童「ホトトギス雑詠選集」
湯気立てて起居忘れし如くなり
松本たかし「松本たかし句集」
吸入器(きゅうにゅうき/きふにふき) 三冬
【解説】
薬剤やスチームを経口吸入するための医療機器のこと。喘息患者や、喉の炎症を起こした風邪の患者などに使われる。
塗炉縁(ぬりろぶち) 初冬
【子季語】
木地炉縁
【解説】
茶道の炉と畳を区切るための木枠のこと。漆黒や真紅に塗られたもの、蒔絵を施したものなどいろいろある。
飯櫃入(おはちいれ) 三冬
【子季語】
御鉢入/飯櫃蒲団/櫃入/飯櫃畚
【解説】
冬、飯が冷えるのを防ぐための入れ物。藁で編んだもので飯櫃がすっぽり入るようにできている。
足温め(あしぬくめ)三冬
【子季語】
足焙/足炉/足温器
【解説】
足をのせて足を暖める暖房器具。中に炭を入れる鋳物製のものや温水などを入れる湯たんぽ形、行火形などいろいろある。
白炭(しろずみ) 三冬
【子季語】
備長炭/枝炭/細炭花炭/横山炭/飾炭
【解説】
ウバメカシ、アオガシ、ナラなどを材料とするもので、真つ赤に熱せられた炭を石窯の外に出して作る。密度が高く赤外線の多い良質の炭とされる。備長炭が有名である。
【例句】
白炭や彼の浦島が老の箱
芭蕉「六百番発句合」
枝炭の白粉ぬりて京に入る
一茶「七番日記」
温突(おんどる) 三冬
【解説】
朝鮮半島や中国の東北部で使われている床下暖房。床下に煙の通り道を作り、火を焚いて煙をめぐらせるという暖房装置。
畳替(たたみがえ/たたみがへ) 暮
【子季語】
替畳
【解説】
畳を替えること。畳の改まった塵一つない部屋は、香気に満ちて、新年を迎えるにふさわしい部屋となる。
