【子季語】
居籠
【解説】
兵庫県西宮市のえびす神社で行われる十日戎の宵戎の風習。一月九日の宵戎の夜、西宮のご神体である夷神が広田神社に神幸するといわれ、氏子はその姿を見てしまうことを忌み、外へ出ることを慎んだ。
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鬼会(おにえ) 新年
【子季語】
鬼夜/鬼火
【解説】
正月七日、福岡県久留米市の玉垂宮で行われる祭りで、新年の邪気を払う追儺の儀式。直径一メートル、長さ十三メートル、重さ一・二トンの大松明六本が境内を練り歩き、この火の粉を浴びると無病息災、海運のご利益があるとされる。国の重要無形民俗文化財。
太宰府天満宮の鬼すべ(だざいふてんまんぐうのおにすべ )新年
【子季語】
太宰府追雛/鬼燻(おにくすべ)
【解説】
一月七日の夜、福岡県太宰府天満宮で行われる神事。「鷽替」のあとに行われる。寛和二年(九八六)年に始められたと伝えられる。荒縄で身体四十八ヵ所を縛られた鬼、大松明を持つ鬼警固、大団扇を持つ燻手を氏子がつとめ、堂に立てこもる鬼を生松葉と藁に火をつけいぶり出す。除災招福、火除けを祈る行事。
鷽替(うそかえ/うそかへ) 新年
【解説】
一月七日、福岡県太宰府市の太宰府天満宮で行われる神事。参詣人たちは木でできた鷽を手にし、「替えましょ、替えましょ」といいながら互いの鷽を交換する。その中に神官から出された十二の金製の鷽があり、この金の鷽に替え当てるとその年の幸運を授かるとされる。天神さまの鷽を替えることで昨年ついた嘘を誠に替えるとか、不幸が幸運に替わるといわれている。
青馬祭(あおうまのまつり/あをうまのまつり) 新年
【子季語】
白馬祭
【解説】
茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮で行われる神事。正月七日、神馬を神門から入れ、太鼓ではやして走らせる。これを「おめざめ」といい、年明けからこの日まで鹿島の神は眠り続けているとされている。
三島御田打祭(みしまおたうちまつり) 新年
【子季語】
御田打(おたうち)/御田祭(おんたまつり)/三島祭
【解説】
正月七日に静岡県・三島大社で行われる豊年を予祝する田遊びの神事。農耕の過程を演じて豊作を祈念した。昔は参詣する人々もさまざまな服装に仮面をつけた仮装で市中を踊り歩き、たいへんな賑わいをみせたという。
芝明神祭(しばみょうじんまつり/しばみやうじんまつり) 新年
【解説】
正月六日。東京芝にある芝大神宮で行われる七日正月の年越し祭りとされるもの。芝明神を信仰する多くの参詣者でにぎわった。芝大神宮は一条天皇の寛弘二年の創建を伝える。
厳島神社の年越祭(いつくしまじんじゃのとしこしまつり) 新年
【子季語】
神前相場
【解説】
正月六日に行われる年越しの祭。農業にたずさわる人々がお参りし、年籠りをして豊作祈念を行った。舞楽による式典をあげた後、作柄や相場について話し合う神前相場が行われる。
熱田鬼祭(あつたのおにまつり) 新年
【解説】
正月八日。その夜、名古屋市熱田東町の不動院で修正会を行い、牛王加持が修せられる。太鼓などの鳴り物を打ち鳴らし、鬼の面を被り松明を手に本堂を三度回り、松明を池に投げ捨て、面を脱ぎ裏堂に入る。そうしたうちに参拝者は午王実印を受ける。昔の追儺の風習の名残とされる。
初水天宮(はつすいてんぐう) 新年
【解説】
一月五日、福岡県久留米市の水天宮、あるいは東京都中央区日本橋蛎殻町の水天宮の年初の祭礼に参詣すること。水天宮の祭神は、壇ノ浦の戦い敗れた平家の官女按察使局(あぜちのつぼね)が筑後に逃れ、安徳天皇の御霊を祀ったものとされる。
