【解説】
古今集に歌われた虫であるが、何の虫かははっきりしない。藻にすむ虫で、「われから」と鳴くという。
カテゴリーアーカイブ: f動物
菜虫(なむし) 晩秋
【子季語】
青虫/菜虫取る
【解説】
大根菜、蕪菜などを食う害虫の総称をいう。モンシロチョウの幼 虫の青虫は、その代表的なもの。
【例句】
青虫のひたゆくは言持たぬため
加藤楸邨「吹越」
鋏虫(はさみむし) 三夏
【子季語】
挟虫/しりはさみ
【解説】
ハサミムシ目の昆虫の総称である。体長は一センチから三センチくらい。腹部先端に鋏を持っていて、外敵にはその鋏で攻撃する。野原、水辺、林などに棲息し、四月頃から十月頃まで見ることができる。
袋蜘蛛(ふくろぐも) 三夏
【子季語】
蜘蛛の太鼓/蜘蛛の袋
【解説】
孕んで卵嚢がふくれた蜘蛛のことをいう。その状態が太鼓を負ったようだというので、蜘蛛の太鼓ともいう。
白蟻(しろあり) 三夏
【解説】
ゴキブリ目シロアリ科の昆虫の総称のこと。木造家屋などの木材を食い荒らす害虫であるが、森林などでは植物繊維のセルロースを分解する役目も果たす。蟻に似た生態で巣穴を作り、王と女王のために、働き蟻が餌を運ぶ。
蜘蛛の子(くものこ) 三夏
いぼた 三夏
【子季語】
いぼたのむし/いぼたろうむし
【解説】
カメムシ目カタカイガラムシ科の昆虫で、いぼたの木に寄生する。日本各地に広く棲息し、体長は二から三ミリくらい、雄は白い蝋の塊をつくり、これを精製して、蝋燭原料、医薬品、精密機械用高級ワックスなどに利用する。
蝨(だに) 三夏
【子季語】
壁蝨/家蝨/牛蝨/葉蝨
【解説】
ダニ目に属する節足動物の総称である。世界で二万種を数え、大きいもので一センチくらいになる。人間や家畜の血を吸ったり、人間の皮膚に寄生したりして嫌われる。
追川魚(おいかわ/おひかは) 三夏
【解説】
関東以南の至る所の河川に生息する十数センチ前後の鮠に類する 淡水魚。体は銀青色であるが、初夏の産卵期には雄は赤色を帯び る。やまべともいう。
蠍(さそり) 三夏
【子季語】
蝎
【解説】
サソリ目に属する節足動物の総称である。頭部に鋏、尾に毒針をもつ。大きさは色々で、大きいものは三十センチくらいになる。刺されると死にいたる猛毒をもつものものもある。日本では八重山や小笠原などに生息する。

