【子季語】
五形/御形
【解説】
春の七種の一つ。「御行」は春の季語「母子草」のことであるが、「御行」というと新年の七種の一つになる。
【科学的見解】
御行の標準和名は、ハハコグサであり、日本全土の道端や田畑などでふつうに見られる。開花期は、四月から六月であるが、七草粥を作る時期には若苗が存在している。葉には、両面に密な綿毛が存在するので、容易に区別がつく。現在、草餅に使われる植物はヨモギであるが、昔は本種が利用されていたとのことである。(藤吉正明記)
【例句】
雨に野は相生すべき五ぎやうかな
季吟「山の井」
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除雪車(じょせつしゃ/ぢよせつしや) 仲冬
二十日正月(はつかしょうがつ/はつかしやうぐわつ) 新年
【子季語】
団子正月/二十日団子/骨正月/頭正月
【解説】
一月二十日のこと。この正月をもって正月行事も終わりになる。 この日までに正月の御馳走を食べつくし、残った魚の骨などで最後のご馳走を作る。小正月に飾った餅花をこの日に取り除くとこ ろも多い。
【例句】
いままゐりはじめは二十日団子かな
季吟「山の井」
正月も廿日立ちけり念仏講
紫暁「あけぼの草紙」
御用納(ごようおさめ/ごようをさめ) 暮
宵の年(よいのとし/よひのとし)新年
【子季語】
初昔
【解説】
新年になってから、旧年振り返ること。ただし、本来は大晦日の夜を指す言葉である。「初昔」とは新年になってから旧年を指す言葉。
【例句】
高砂や去年を捨てつつ初昔
鬼貫「七車」
消炭(けしずみ)三冬
四方拝(しほうはい/しはうはい) 新年
【子季語】
星を唱ふ/星仏
【解説】
一月一日に行われる宮中儀式。元日の午前五時三十分、天皇が伊 勢の皇太神宮、豊受大神宮に向かって拝礼した後、天地四方の諸神や山陵に拝し、平和と五穀豊穣を祈る。
【例句】
四方拝ひだりに近き桜かな
信徳「卯花山」
御膳豆腐国しらみけり四方拝
才磨「向之岡」
鳥の声花ある方へ四方拝
園女「菊のちり」
主水より氷解くらん四方拝
班象「題葉集」
宗鑑忌(そうかんき) 初冬
【解説】
室町後期の俳人山崎宗鑑の忌日。陰暦十月二日。俳諧の始祖とされる。『犬筑波集』を編み、談林俳諧に大きな影響を与えた。讃岐で没したとされているが没年、忌日なども明らかになっていない。
初電話(はつでんわ) 新年
【解説】
新年、初めて電話で話すこと。新春の挨拶や近況などを語り合う。
冬葵(ふゆあおい/ふゆあふひ) 初冬
【解説】
アオイ科の多年草。中国原産で古くに日本に渡来、盛んに栽培された。茎の高さは一メートルほどで、春から秋にかけて白や淡紅色の小さな五弁の花を咲かせる。冬にも花が咲くことからこの名がある。
【科学的見解】
冬葵(フユアオイ)は、日本に帰化し各地の海岸などに生育している。かつては、薬用植物として栽培されていた。朝鮮半島や中国では若苗を食用とするそうである。(藤吉正明記)



