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季語と歳時記

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初場所(はつばしょ) 新年

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【子季語】 
一月場所/正月場所/初相撲
【解説】
大相撲一月場所のこと。東京の両国国技館で行われる。見物人に 和服姿の女性も多く、館内は正月らしい雰囲気に包まれる。

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新年会(しんねんかい/しんねんくわい) 新年

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【解説】
新年を祝って催される宴会。職場や趣味の会、町内会、同窓会などいろいろなグループで催される。新年の抱負や、近況などを語 り合う場でもある。
【例句】
酔蟹や新年会の残り酒
正岡子規「子規句集」

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乗初(のりぞめ) 新年

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【子季語】
初乗/初飛行/初電車/初自動車/初車/初渡舟/橇乗始/橇乗初
【解説】
新年になって初めて乗り物に乗ること。電車、自動車、飛行機など。その目的は初詣であったり、年始回りであったり、仕事始めであったりさまざまである。

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鬼蓮(おにばす) 三夏

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【子季語】
おにばすの花/水蕗
【解説】
スイレン科オニバス属の水生植物の一年草。日本の水生植物の中 で一番大きな葉をつけることで知られている。葉の直径は二メー トルにもなり、その表面は細かいとげで覆われている。七月から 十月にかけて水面に赤紫色の花を咲かせるが、つぼみの多くは開 花することなく、自家受粉で種をつくる。絶滅危惧種の植物。
【科学的見解】
オニバスは、本州(宮城県)から九州の低地に分布する水生の浮葉植物である。どちらかといえば、富栄養性の池や堀などに生育するとのことである。開花後、果実は成熟すると果皮は溶け、中の種子が浮遊することで種子が散布される。また、大型の葉をつけ多数のとげを形成するのが特徴である。昔は、普通に見られたらしいが、近年では個体数が激減し、絶滅危惧種に指定されている。(藤吉正明記)

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橙(だいだい )晩秋

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【子季語】
回青橙/かぶす
【解説】
ミカン科の常緑低木。五月頃白い花を咲かせ、秋に実らせる。実 は最初は緑で、冬に紅黄色に変わる。そのまま次の年の夏まで採らずにおくとまた緑色になることから回青橙(かいせいとう)という名前もある。こうして、一つの木に新旧の実がなるところか ら「代々」の名がついた。実は酸味が強く苦味があり生食には適さない。正月の飾りなどに用いられるほか、マーマレードなどにも利用される。
【科学的見解】
ダイダイは、ミカン科ミカン属の常緑低木であり、インド・ヒマラヤが原産とのことである。別名として、カブスという呼び名も存在する。本種の果実は、冬から晩春にかけて成熟し、果皮の表面は濃橙色となる。果柄部が肥厚するものをザダイダイ(座橙)として区別することがある。本種の果実は酸味が強いため、一般的には調味料として使用され、また果皮はマーマレード等のジャム利用が行われている。(藤吉正明記)
【例句】
葉籠りに橙垂れて夥し
篠原温亭「温亭句集」

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木賊刈る(とくさかる)仲秋

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【解説】 
木材や器を磨くのに用いられる木賊を刈り取ること。木賊はトク サ科の常緑多年草羊歯植物で山野の湿地帯に自生するほか、その青々とした姿がめでられて庭にも植えられる。茎の充実した秋に刈り取られる。
【例句】
ものいはぬ男なりけり木賊刈り
蓼太「蓼太句集二編」

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蘆火(あしび) 晩秋

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【解説】
刈った蘆を焚いた火のこと。その火で冷えた手足を温めたり、作業する人たちがその火を囲んで、束の間の休憩を楽しんだ。

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茨の実(いばらのみ)晩秋

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【子季語】
野茨の実/野ばらの実
【解説】
野茨の実のこと。初夏に白く香りのいい花をたくさんつけたあと実を結ぶ。実は小ぶりで光沢のある紅色。葉が落ちたあとも実は 残るが、冬ざれてくるにしたがって黒ずんでくる。

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山椒の実(さんしょうのみ/さんせうのみ) 初秋

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sannsyounomi【子季語】
蜀椒/実山椒/はじかみ
【解説】
山椒は、ミカン科サンショウ属の落葉低木。四、五月ごろ開花しそのあと雌株が実をつける。実は四ミリくらいで最初は青く、青山椒として利用される。秋になって赤く熟し、裂くと黒い種が出てくる。皮や種は香辛料に使われる。
【科学的見解】
山椒(サンショウ)は、北海道から九州までの低山地に自生する落葉低木である。サンショウの果実は、鳥によって種子散布される。近縁種としては、イヌザンショウやカラスザンショウなどが存在する。(藤吉正明記)
【例句】
山椒をつかみ込んだる小なべかな
一茶「享和句帖」

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野葡萄(のぶどう/のぶだう) 仲秋

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nobudou【子季語】
蛇葡萄
【解説】
ブドウ科の落葉蔓性低木。山野に自生するほか道端の生垣などにも絡まる。七~八月頃、淡黄緑色の小花を咲かせたあと秋に実を結ぶ。熟すと白や紫や青緑色になるが、食用にはならない。
【科学的見解】
野葡萄(ノブドウ)は、北海道から沖縄の山野にふつうに見られるつる性の植物である。葉の形に変化が多いのが特徴である。近縁のものとしては、テリハノブドウやキレハノブドウなどが存在する。(藤吉正明記)

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