【子季語】
尻たたき祭
【解説】
陰暦九月十五日、京都市左京区岩倉の石座神社で行われた、北山石蔵明神祭のこと。岩倉地域の産土神で、創建は古い。受胎を祈 るまじないに、新婚の女性の尻を小さい枝木で打って神事としたので、尻たたき祭ともいう。明治になって途絶えた。
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正倉院曝涼(しょうそういんばくりょう/しやうさうゐんばくりやう) 晩秋
【解説】
奈良東大寺の正倉院に収められている宝物の風入れの儀式。貴重な経典や聖武天皇の遺品などが校倉造の建物に収められている。十月下旬から十一月上旬に行われる。
豊国神社祭(とよくにじんじやさい )仲秋
【解説】
九月十八日(四月十八日も)京都市東山区の豊国神社の例祭。 祭神豊臣秀吉は、慶長四年八月十八日没後、阿弥陀ケ峰に葬られ豊国大明神として祀られた。徳川の世になって廃絶し、明治になって再建。神事、舞楽の奉納、献茶会も開かれる。
雁の使(かりのつかい/かりのつかひ) 三秋
【子季語】
雁の書(ふみ)/雁の便/雁の玉章(たまずさ)
【解説】
中国前漢のひと蘇武の故事にかかわる言葉。匈奴に久しくつかまっていた蘇武が雁の足に文を結んで飛ばしたところ、それが都に 届き無事帰れたという。この故事から「雁の使」は手紙を運ぶ人 であり、また、単に手紙をも意味する。
八幡花の頭(やわたはなのとう/やはたはなのとう) 晩秋
【解説】
九月二十日、後に九月下旬、京都石清水八幡宮で行われた行事。 社僧の弟子が剃髪し衆僧に加わる時の宴のため、造花を神前に捧げた。頭は、花の世話、当番の意味か。当日は、祝儀に歌や踊りがあった。現在、八幡宮の行事予定に記録がない。
美術展覧会(びじゅつてんらんかい/びじゆつてんらんくわい) 三秋
吉野祭(よしのまつり) 仲秋
【解説】
九月二十七日、奈良県吉野町吉野山の吉野神社例祭。祭神後醍醐天皇が亡くなられた延元四年陰暦八月十六日を新暦に換算して定められた。当日は、神事のひとつ「浦安の舞」が奉納される。
後の更衣(のちのころもがえ/のちのころもがへ) 晩秋
【子季語】
秋の更衣
【解説】
陰暦の十月一日。夏衣から秋、冬物に着替えることをいう。単に「更衣」といえば夏の季語。
秋のセル(あきのせる) 仲秋
【解説】
秋に着るセル地の着物。セルは梳毛糸の平織物。単に「セル」といえば夏の季語になる。
菊襲(きくがさね) 晩秋
【子季語】
菊襲の衣
【解説】
襲の色目一つで表が白、裏が蘇芳色のもの。また、宮中の女房が着用したものは、上が蘇芳匂五枚、下に白三枚を重ねたもの。
【例句】
旅ごろも馬蹄のちりや菊がさね
素堂「素堂家集」

