年も暮になると、正月用の注連縄、飾り物、食料品や縁起物を売る市が各地の寺社の境内に風土色豊かに立ちます。江戸のころは浅草観音、深川八幡、神田明神の歳の市は有名でしたが、江戸時代中期までは浅草に限られていたそうです。
今年一年の無事を感謝し、来年も良い年にと願い観音さまに詣でる年中行事で、武家や大店は毎年ご贔屓の店で買い物をし、料理屋に寄っては威勢をつけたそうです。
浅草では明治以降は羽子板売りが主流になって、今年も12月17日から19日にかけて、羽子板市と称して歳の市が開かれます。(季語歳監事、写真=浅草寺の羽子板市)