リレーエッセイ034 バレンタインデー 大木あまり
ローマ司祭、聖バレンタインが殉教死したのが2月14日。この日を記念して愛の日と定められた。愛する人に(特に女性から男性に)チョコレートやいろいろな贈り物をする。日本では1958年頃より流行したらしい。
毎年、バレンタインの日に夫と猫たちにチョコを贈っているが、あまり喜んではくれない。夫はお酒、猫たちは焼き魚のほうがいいらしいのだ。今年はどうしよう、と思っていたら友人の娘のS子が「あまりさんの分までチョコレートで猫を作ってあげます」と言ってくれたのである。
S子は、バレンタインデーが近づくと星やハートや花の型をした入れものに溶かしたチョコレートを流しこみ、それにクルミやアーモンドをトッピングしたお手製のチョコを作って、会社の上司や同僚にプレゼントしている。
しかし、期待でわくわくしながら、ちょっと不安。以前、本命の男性に作ったチョコレートの狼を見たことがあるが、どう見ても狼というより牙のないマンモスだった。狼の好きな彼のために心を込めて作ったのに。…….私には、ホワイトチョコで猫を作ってくれるそうだ。もしかして、白い虎かしら?それでも嬉しい。だって、虎はネコ科ですもの。(きごさい理事、写真=チョコレート)
