第4回きごさい講座+句会報告
10月12日(月)、東京王子の北トピアで第4回「きごさい講座+句会」を開きました。
まず講師の藤吉正明先生(東海大学教養学部准教授)が「花はなぜ開くのかー花芽の誕生と太陽の光」というテーマで講演、その後句会となりました。
講演のレポートは写真入りで近日中にアップしますので、どうぞお楽しみに。
選者の選句は次のとおり。
◆藤吉正明 選
*特選
棉の実の弾けて今朝は綿となる 持田明子
芋虫のキャベツ二枚で足る一世 北島正和
長き夜や花芽やすらふ闇の中 長谷川櫂
朝顔や闇深ければ彩やかに 趙栄順
*入選
秋の日を浴びて色づく菊と人 飛岡光枝
雨音は落葉かつむじ風の間の 石上佐知子
貌を出す王子の狐菊日和 飛岡光枝
闇に目が慣れて水引草の増ゆ 井上じろ
ふるさとの便りさながら栗の虫 むらたともみ
谷戸の風荒し金銀水引草 金澤道子
蓑虫の踏まれて染みとなりにけり 石上佐知子
◆長谷川櫂 選
*特選
秋の日を浴びて色づく菊と人 飛岡光枝
燦爛と太古の森に木の実降る 萬燈ゆき
かんばしく天狗納豆今年藁 石川桃瑪
ひと粒の籾の宇宙や今年米 上田雅子
恐竜のどしどし歩く松ぼくり 飛岡光枝
ふるさとの便りさながら栗の虫 むらたともみ
こぼれゆく花や光や秋惜しむ 神谷宣行
団栗のころころ向かふ未来かな 三玉一郎
*入選
さまざまな木の実集めて抽斗に 持田明子
花ひとつふたつ十月桜かな 金澤道子
鼻唄かはた繰り言かぬくめ酒 三田菊江
ひとところ明るき桜紅葉かな 山中澄江
戦争法や非戦の法や芋煮会 北島正和
太陽をひとめぐりして今年米 上田雅子
この庭の千草八千草月を待つ 萬燈ゆき
ひと揺れですべてこぼれて芋の露 金澤道子
貌を出す王子の狐菊日和 飛岡光枝
飛鳥山の賑はふ十月桜かな 三玉一郎
先代の思ひ出語る松手入 趙栄順
二十五羽までは数へて鷹柱 金澤道子
砂利道は椎の実道と申すべく 井上じろ
落雁のひらりひらりとたそがるる 金澤道子
秋風はさくらの花を待つこころ 三玉一郎
邯鄲の針のごときが萩の上 神谷宣行
みそ汁の湯気さへ心入む身かな 葛西美津子
障子の目障子の耳に切り貼りす 持田明子
スマホ閉ぢ見上げてごらん秋高し 山中澄江
朝顔の垣より煮物いただきぬ 三田菊江
今年酒三国一の婿来たる 上田雅子
□次回の「第5回きごさい講座+句会」は来年2016年1月17日に横浜で開きます。ふるってご参加ください。
日 時: 2016年1月17日(日) 13:30~16:30 (開場13:10)
会 場: 神奈川近代文学館 中会議室 (横浜市、港の見える丘公園)
講 座: 和菓子における梅の魅力
(講師=中山圭子、虎屋 虎屋文庫専門職)
句 会: 当季雑詠5句(選者=長谷川櫂)
□できれば、事前にお申込みください。もちろん申し込みなしでの当日参加もできます。
きごさい事務局 TEL&FAX 0256-64-8333
□ 参加費: きごさい正会員1,000円、非会員2,000円 (当日受付)
