落花生(らっかせい/らくくわせい) 晩秋
【子季語】
南京豆/唐人豆/そこまめ/ピーナッツ
【解説】
南米原産のマメ科の植物。日本には明治の初め頃伝わった。晩夏から初秋にかけて黄色の花を咲かせる。その後、地中に子房がのびて莢をつける。実は、長楕円形で中がくびれた小さなひょうたん型。炒るか茹でるかして食べる。千葉や茨城が主産地。
【科学的見解】
落花生の標準和名は、ナンキンマメであり、黄色い花を咲かせるマメ科の一年草である。開花後は、子房柄が伸びて地中に入り、先端部分が肥大し果実となる。有用作物であるため、様々な品種が作出されている。日本の品種は、ナカテユタカ、郷の香、千葉半立、おおまさりなどがある。(藤吉正明記)