善導忌(ぜんどうき/ぜんだうき) 晩春
【解説】
陰暦三月十四日、浄土宗の僧、善導の忌日。中国浄土教を大成し善導流の念仏を称する。日常の行持精謹を大事とし、道を歩くに目を上げて女人を見なかったという。「観経疏」以下五部九巻を著わす。法然の浄土開宗に重要な役割をもつ。永隆二年没。
【例句】
滝の跡は名こそ流れて善導忌
寿信「洗濯物」
青柳に游ぶ糸あり善導忌
松瀬青々「妻木」
【解説】
陰暦三月十四日、浄土宗の僧、善導の忌日。中国浄土教を大成し善導流の念仏を称する。日常の行持精謹を大事とし、道を歩くに目を上げて女人を見なかったという。「観経疏」以下五部九巻を著わす。法然の浄土開宗に重要な役割をもつ。永隆二年没。
【例句】
滝の跡は名こそ流れて善導忌
寿信「洗濯物」
青柳に游ぶ糸あり善導忌
松瀬青々「妻木」