【解説】
ハト科で全長三十センチくらい。鳩ほどの大きさである。の全身黄緑色、背面は暗緑色胸は黄色味が強く腹部は白い。「オーアアーオオアーオーオー」と、やや不気味な声で鳴く。初夏から秋にかけて海岸に降り塩水を飲む事がある。
【科学的見解】
アオバトは、ハト科の鳥類で、九州以北の広葉樹林内で繁殖し、北日本の地域に生息する個体は冬期に暖地へ移動する。近縁種としては、本種と見た目がそっくりなズアカアオバトが知られているが、ズアカアオバトは南西諸島の留鳥であるため、生息域の違いでおおよそ区別できる。本種は、主に樹上で小さな果実類を採食する。産卵期は六月頃で、二個程度産卵する。（藤吉正明記）