夜顔(よるがお/よるがほ) 初秋
【子季語】
夜会草/夜開草
【解説】
ヒルガオ科サツマイモ属の蔓性多年草。葉はどくだみに似たハー ト形。八月から九月にかけて朝顔に似た白い花を咲かせる。夕方 咲いて朝にしぼむのでこの名がある。芳香もすばらしい。
【科学的見解】
ヨルガオは、熱帯アメリカ原産のつる性の多年草である。日本には、明治以降に導入され、園芸目的で庭先などで栽培されている。アサガオと同じ、サツマイモ属(イポメア属)である。本州から九州の温帯域では、冬に気温が低下するため、主に種子で繁殖する。(藤吉正明記)
月更けて夜会草風にいたみけり
高田蝶衣「青垣山」