白馬節会(あおうまのせちえ/あをうまのせちゑ) 新年
【子季語】
梅が枝うたふ/青柳うたふ/大芹うたふ/喜春楽/万秋楽/春鶯囀
【解説】
正月七日、天皇が紫宸殿において左右馬寮の官人の引く白馬を御覧になり、のち群臣に宴を賜る儀式。馬は陽の獣、青は春の色であることから、この日に青馬を見れば年中の邪気が除かれるという中国の故事による。古くは青馬としていたが、天暦以降、表記が白馬に変化。ただし、訓みは「あおうま」のまま残った。
【例句】
雪のうへの白馬や七のほしあしげ
季吟「山の井」
膝枕哉物の音の喜春楽
言水「初心もと柏」
白馬の鼻寒げなる旭かな
内藤鳴雪「鳴雪俳句鈔」