杜父魚(かくぶつ) 三冬
【子季語】
杜夫魚/霰魚/霰がこ
【解説】
カジカ科の淡水魚「かまきり」の異称である。姿形は鯊もしくは鰍に似ていて、体長は三十センチほどになる。美味なる淡水魚として、「春うぐひ、夏は石ぶし、秋河鹿またはいさざ、冬は杜父魚と知れ。」『糸切歯』(宝暦一二)とある。
【例句】
かくぶつや腹を並べて降る霰
拙侯「続猿蓑」
杜父魚のえものすくなき翁かな
蕪村「蕪村句集」
杜夫魚のまうけ少きたつき哉
正岡子規「俳句稿巻一」
【子季語】
杜夫魚/霰魚/霰がこ
【解説】
カジカ科の淡水魚「かまきり」の異称である。姿形は鯊もしくは鰍に似ていて、体長は三十センチほどになる。美味なる淡水魚として、「春うぐひ、夏は石ぶし、秋河鹿またはいさざ、冬は杜父魚と知れ。」『糸切歯』(宝暦一二)とある。
【例句】
かくぶつや腹を並べて降る霰
拙侯「続猿蓑」
杜父魚のえものすくなき翁かな
蕪村「蕪村句集」
杜夫魚のまうけ少きたつき哉
正岡子規「俳句稿巻一」