薺の花(なずなのはな/なづなのはな)三春 季語と歳時記 【子季語】 花齊/三味線草/ぺんぺん草/庭齊 【解説】 春の七草の一つ。道端や野原に自生。春、十五センチほどに伸びた茎を、四弁の白い小花が総状に咲きのぼる。花の後、三味線の撥に似た形状の実をつけることから、「三味線草」「ぺんぺん草」とも呼ばれ、親しまれている。 よくみれば薺花さく垣ねかな 芭蕉「続虚栗」 妹が垣根さみせん草の花咲ぬ 蕪村「几董初懐紙」 行燈やぺんぺん草の影法師 一茶「文政句帖」 咲きいでて月光ほてる薺かな 渡辺水巴「水巴句集」