鈴懸の花(すずかけのはな) 晩春
【子季語】
プラタナスの花/釦の木の花
【解説】
プラタナスとも呼ばれる鈴懸の木は、スズカケノキ科スズカケノ キ属の落葉高木。四月から五月にかけて、淡い黄緑色の細い花を 頭状につける。
【科学的見解】
スズカケノキは、明治初期に導入された外来樹木であり、街路樹や公園木として利用されている。同属近縁種として、北米原産のアメリカスズカケノキが存在する。さらにそれら二種を交配して生み出された雑種がモミジバススカケノキであり、このグループの中では最も多く植栽されている。スズカケノキ属の名は、ラテン語でPlatanusと示されるので、一般的にはプラタナスとも呼ばれる。(藤吉正明記)