岩海苔(いわのり/いはのり)初春
【子季語】
海府海苔/岩海苔掻/岩海苔摘/岩海苔干
【解説】
アマノリ属の紅藻植物で、海の中の岩に着生する。アサクサノリ と同様、佃煮などにして製品化される。冬から春の厳しい気候の なかで採取する。高波に警戒しながらの命がけの作業である。
【科学的見解】
岩海苔は、自然海岸において岩上に着生して生育している食用紅藻類の総称である。一般的には、マルバアマノリやオニアマノリなどが含まれている。両種ともに外海に面する高潮線付近の岩場に生育している。(藤吉正明記)