喇叭水仙(らっぱすいせん) 仲春
【子季語】
ダッフォディル/桃色水仙
【解説】
ヒガンバナ科スイセン属のひとつ。南西ヨーロッパ原産で観賞用に花壇などに植えられるほか、切花などにもなる。花期は三月から四月にかけて。花の色は黄色または白。副冠がラッパ状になるのでこの名がある。
【科学的見解】
ラッパズイセンは、ヒガンバナ科スイセン属の球根性の多年草である。本種の花は、黄色や白色が存在するが、他のスイセン属植物に比べて、盃状の副花冠が大きいところが特徴である。副花冠の先端はひだ状となり、突き出た形になっている。園芸目的として、庭先や公園の花壇等で栽培されている。本種は、スイセンやフサザキスイセンと比べ、逸出は少ないようである。(藤吉正明記)