イキシア 晩春
【子季語】
槍水仙
【解説】
アヤメ科イキシア属の球根植物。南アフリカ原産で観賞用に花壇や鉢などに植えたり、切花として栽培したりする。草丈は五十から七十センチ程度。四月ごろ、細長い花茎の先に、六弁の花を穂状につける。花色は、白、黄、赤、ピンク、うす紫などさまざま。
【科学的見解】
イキシアは、南アフリカ原産の多年草で、アヤメ科イキシア属植物の総称である。イキシア属植物は、数十種が知られており、それらを交配した品種も数多く作出されている。冬には球根で越冬するため、日本でも栽培は可能である。(藤吉正明記)