松雪草(まつゆきそう/まつゆきさう) 初春
【子季語】
ゆきのはな/スノードロップ
【解説】
ヒガンバナ科ガランサス属の球根植物。ヨーロッパ原産で、鉢などに植えて観賞する。草丈は七センチから十五センチくらい。二月から三月にかけて、細長い二枚の葉の間から花茎をのばし、頂点に釣鐘状の白い花を下向きに一つ咲かせる。
【科学的見解】
マツユキソウは、ヒガンバナ科の外来多年草植物で、一般的にはスノードロップという英名が広く浸透している。花は白色で、長い三枚の外花被(外花弁)とそれよりも短い内花被(内花弁)が一まとまりになって下向きに咲くのが特徴である。園芸的にスノードロップと呼ばれている植物には、複数種存在しており、姿形がよく似ているため、それらを種ごとに識別するのは難しい。(藤吉正明記)