暑き日(あつきひ) 三夏 季語と歳時記 【子季語】 熱き日/暑き夜 【解説】 夏の暑い日であり、暑い日照でもある。太陽の光がぎらぎらとして、燃え立つような一日である。 【例句】 暑き日を海に入れたり最上川 芭蕉「奥の細道」 暑き日や竹に雀の往き来まで 千代女「松の声」 暑き日の木陰も見えず浜屋形 北枝「鶴来酒」 松一里帰路暑き日を荷ふかな 麦水「あけ烏」 暑き日や火の見櫓の人の貌 一茶「九番日記」 暑き夜や百姓町の真くらがり 村上鬼城「定本鬼城句集」 あつき夜をのゝしりいそぐ女かな 石橋秀野「桜濃く」