青嵐(あおあらし、あをあらし)三夏 季語と歳時記 【子季語】 風青し 【解説】 青葉の茂るころに吹きわたるやや強い風。若々しく力強い感じがする季語である。 【例句】 荒磯や月うち上げて青あらし 蓼太「蓼太句集三篇」 城山の浮み上るや青嵐 正岡子規「季語別子規俳句集」 汽車見る見る山を上るや青嵐 正岡子規「季語別子規俳句集」 千年の礎を吹く青嵐 臼田亜浪「旅人」 青嵐至ると見ゆる遠樹かな 日野草城「花氷」 寝ころんで何の思案か青嵐 長谷川櫂「果実」