蜻蛉生る(とんぼうまる)仲夏 季語と歳時記 【子季語】 やご、やまめ、太鼓虫、蜻蛉の子 【解説】 蜻蛉の幼虫は「やご」といわれ、水中に棲む。その期間は短いもので約二ヶ月、普通は一~二年ほどである。このやごが成虫にな ることを「蜻蛉生る」という。葦の茎や水辺の草にのぼり羽化して空中に飛び立つ。 【例句】 藺を伝ひ生るる蜻蛉に水鏡 松本たかし「火明」