枸杞の実(くこのみ)晩秋 季語と歳時記 【子季語】 枸杞子、枸杞酒 【解説】 ナス科クコ属の落葉小低木。夏から秋にかけ淡紫の小花をつけ、その実は十月頃赤く熟して人目をひく。果実を採り枸杞酒を作る。 【科学的見解】 クコは、ナス科の落葉低木で、北海道から沖縄までの山野の河川や空き地、林縁などに普通に生育する。花は紅紫色をしており、開花後色鮮やかな紅色の果実をつける。果実は、鳥によって各地に散布されている。また、果実は食用になり、昔から吸い物やデザートの添え、果実酒などとして楽しまれている。(藤吉正明記)