【子季語】
日照草/爪切草
【解説】
スベリヒユ科の一年草。葉は松葉に似、花は牡丹のように鮮やかなところからこの名がついた。草丈は七、八センチくらい。細かい種を周辺に落として増え続ける。色はピンク、赤、黄色など。
【科学的見解】
南アメリカ原産のマツバボタンは、スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草で、日本へは江戸時代末期に導入された園芸植物である。本種は、現在でも庭先や公園の花壇等でよく植栽されている。近縁の外来植物としては、本種より花が小ぶりのヒメマツバボタンや本種と花の大きさは同等であるが葉が扁平のハナスベリヒユが知られており、これらも園芸目的でよく栽培されている。(藤吉正明記)