夏菊(なつぎく) 晩夏
【子季語】
夏の菊
【解説】
「菊」といえば秋の代表的な花であり秋の季語であるが、初夏から夏の間にかけて花を咲かせる種類の菊を特に「夏菊」という。三十センチほどの高さで、秋の菊より花は小さく香りもうすいが、すっきりとした印象を残す花である。
【例句】
夏菊のさらりと咲いて夜明けたり
瑞馬「野梅」
夏菊に露をうつたる家居哉
鬼貫「鬼貫句選」
夏菊に浜松風のたよりかな
支考「梟日記」
夏菊の小しやんとしたる月よ哉
一茶「文化句帖」
【子季語】
夏の菊
【解説】
「菊」といえば秋の代表的な花であり秋の季語であるが、初夏から夏の間にかけて花を咲かせる種類の菊を特に「夏菊」という。三十センチほどの高さで、秋の菊より花は小さく香りもうすいが、すっきりとした印象を残す花である。
【例句】
夏菊のさらりと咲いて夜明けたり
瑞馬「野梅」
夏菊に露をうつたる家居哉
鬼貫「鬼貫句選」
夏菊に浜松風のたよりかな
支考「梟日記」
夏菊の小しやんとしたる月よ哉
一茶「文化句帖」