椿餅(つばきもち) 三春
【解説】
起源は古く平安時代で、『源氏物語』『空穂物語』などに「つばいもちひ」として載っている。道明寺糒(ほしい)で餡を包み、上下を椿の葉ではさむものがよく見られる。光沢ある椿の葉が美しい。新潟県ほかには小麦粉・米粉・砂糖などを混ぜて蒸した椿餅もある。かつては椿の葉を使っていた、あるいは「ツマキ」(粽・笹団子の類)がなまったからなどの説がある。
【例句】
妻在らず盗むに似たる椿餅
石田波郷「酒中花」
【解説】
起源は古く平安時代で、『源氏物語』『空穂物語』などに「つばいもちひ」として載っている。道明寺糒(ほしい)で餡を包み、上下を椿の葉ではさむものがよく見られる。光沢ある椿の葉が美しい。新潟県ほかには小麦粉・米粉・砂糖などを混ぜて蒸した椿餅もある。かつては椿の葉を使っていた、あるいは「ツマキ」(粽・笹団子の類)がなまったからなどの説がある。
【例句】
妻在らず盗むに似たる椿餅
石田波郷「酒中花」