星合(ほしあい/ほしあひ) 初秋
【子季語】
星迎へ/星逢ふ夜/星の契/星の恋/星の妹背/星の別れ/別れ星/星の閨 七宝枕/星合の浜/星合の空/年の渡り
【解説】
陰暦の七月七日、牽牛と織姫の二つの星が、天の川を渡ってあうこと。中国の七夕伝説による。
【例句】
田の水の湯と成りて星の逢ふ夜かな
鬼貫「七車」
合歓の木の葉越しもいとへ星の影
芭蕉「猿蓑]
秋来ぬと妻恋ふ星や鹿の革
芭蕉「江戸通り町」
ほし合ひや詩作る妹がつらがまへ
大魯「蘆陰句選」
露の間を世にふる星の逢ふ夜かな
樗良「つもり舟」
世の中やあかぬ別れは星にさへ
一茶「九番日記]