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季語と歳時記

きごさい歳時記

作成者アーカイブ: dvx22327

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御影供(みえいく)仲春

季語と歳時記

【子季語】
みえく、御影講、空海忌、正御影供、御衣替、御衣井、三弘法詣、弘法忌、高雄山女詣
【解説】
真言宗で、空海入定の日に営む法要。京都東寺では、毎月二十一日を御影供四月二十一日を正御影供とする。境内に弘法市が立ち、京都人は「弘法さん」と呼んで親しむ。昔は、御室詣・三弘法「東寺、仁和寺、神光寺」詣・高雄山女人詣等の風習があった。
【例句】
御影供や人に埋もるる壬生朱雀
太祇「題林集」

御影供やひとの問よる守敏塚
太祇「太祇句選」

北面の御堂かしこし御影供
召波「春泥発句集」

島原やどつと御影供のこぼれ人
一茶「八番日記」

絹脚胖高雄へまゐる女かな
孤松「新派句選」

御影供やさらぬ小寺の花も見る
松瀬青々「妻木」

山吹の黄金(くがね)とみどり空海忌
森澄雄「空艪」

嵯峨の柱炬(さがのはしらたいまつ)仲春

季語と歳時記

【子季語】
嵯峨御松明、柱松明、お松明
【解説】
三月十五日、涅盤会行事の一つとして、京都嵯峨清凉寺で行われる火祭。夜八時頃から、高さ七メートル余の大松明三基が燃やされ、火柱となって夜空を焦がす。釈迦を荼毘に伏した様を表わすと伝える。三本の松明の火勢で農作物の豊凶を占う。
【例句】
松明や鶴の林の夕煙
方山「発句題叢」

松明もいかに嵐の山近し
野明「類題発句集」

やすらゐまつり 晩春

季語と歳時記

【子季語】
安良居祭、やすらゐ花、やすらゐ
【解説】
京の春祭に先がけ、四月第二日曜に行われる京都紫野今宮神社の祭礼。厄よけの風流花傘を先頭に、鬼に扮装した男と少年が羯鼓を持ち踊りつつ町内を巡り、最後は社前で舞い納める。花傘に入ると厄のがれができるという。祇園祭の原形となる花鎮めの祭。
【例句】
やすらひの花よふまれな跡なる子
暁台「夜のはしら」

やすらゐや鬼も籠れ若草野
几菫「井華集」

尻餅もやすらひ花よ休らひよ
一茶「文化句帖」

安良居や花傘かへる采女村
中川四明「改造文学全集」

北野菜種御供(きたのなたねごく)初春

季語と歳時記

【子季語】
梅花祭、菜種御供、梅花御供、天神御忌、道真忌
【解説】
菅原道真の忌日、二月二十五日の京都北野神社の祭礼。菜種の花を挿して献じたが、花がない時期には道真が好んだという梅を代わりにし、近年は梅花祭として親しまれる。紙屋川に添う探梅、野点の茶席、露店も出て賑々しく、年により雪が舞う。

鴨川をどり(かもがわをどり、かもがはをどり)晩春

季語と歳時記

【子季語】
鴨川踊
【解説】
京都先斗町歌舞練場にて、五月一日から二十四日まで芸妓・舞妓による歌舞公演。明治5年初演。芸事修業の成果を発表する場であるが、京の商店主が得意先の招待に利用する。茶席も設けられ、赤い提灯が並び、界隈を華やかに彩る。

白朮詣(おけらまいり、をけらまゐり)新年

季語と歳時記

【子季語】
白朮祭、白朮火、白朮縄、吉兆縄、火縄売、祇園削掛神事、削掛の行事
【解説】
元旦の早朝、京都祇園八坂神社で行われる削掛(けづりかけ)の神事。参詣人は、白朮(薬草)を加えた篝火から吉兆縄に火を移し、消えないようにぐるぐる振り回しながら家に持ち帰り、神棚の灯明や雑煮を炊く火種にした。今も、大晦日の夜のおけら詣の風習が残る。
【例句】
火縄ふる影朧なり削りかけ
風枝「新類題発句集」

まだ風の細み残して削掛
元夢「千題集」

削掛火種ふく袖かはし行く
高田蝶衣「青垣山」

鳥居出てにはかに暗し火縄振る
日野草城「花氷」

蛍籠(ほたるかご)仲夏

季語と歳時記

【解説】
木や竹などの枠に荒い目の布や細かな金属の網を張って作られた籠で、蛍を入れ飼育したり鑑賞したりする。蛍草などをいれ、軒や庭木に吊るして楽しんだ。
【例句】
蛍籠惟光是へ召れけり
一茶「八番日記」

水くれて夕かげ待つや蛍籠
井上井月「井月俳句総覧」

蛍籠微風の枝にかゝりけり
尾崎紅葉「紅葉句帳」

くらがりに釣して円き蛍籠
鈴木花蓑「鈴木花蓑句集」

ほたる籠新宿風の真夜となる
石橋秀野「桜濃く」

スケート 三冬

季語と歳時記

【子季語】
氷滑、スケート場、スケーター
【解説】
靴の底に金属の刃を取り付けた氷上を滑走するための道具。狩や生活の交通手段として発達した。現在はおもにスポーツや遊具として用いられる。
【例句】
スケートや右に左に影なげて
鈴木花蓑「鈴木花蓑句集」

鳶の翼スケートの人ら遥か下に
渡辺水巴「水巴句集」

滑り出て氷の上に女の子
長谷川櫂「初雁」

椎茸(しいたけ、しひたけ)三秋

季語と歳時記

【子季語】
椎茸干す、茸干す、干茸
【解説】
今は一年中出回っている椎茸だが、本来春と秋の二回、椎、樫くぬぎなどの広葉樹の枯木に発生する。現在ではほとんど榾木に菌糸を植え栽培する。生、干椎茸のどちらも我々の食事に馴染深い茸である。
【科学的見解】
椎茸(シイタケ)の栽培は、野外での原木栽培と室内でのオガ屑栽培に分けられる。野外での原木栽培の場合、シイタケは秋と春の低温(十度から二十度)・湿潤時にキノコ(子実体)を発生させるため、秋だけではなく春先にも発生のピークがある。自然条件をいかした野外原木栽培では、この現象が見られる。一般的に原木には、ブナ科のクヌギやコナラの木材が使用される。(藤吉正明記)

干茸に時雨れぬ日とてなかりけり
松本たかし「松本たかし句集」

古暦(ふるごよみ)暮

季語と歳時記

【子季語】
暦果つ、暦の果、暦の終、暦の末
【解説】
正確には年が終り古くなった暦の事をいうが、一般的には、年内に新しい暦と取替え、数日を残した暦をさす。今年もあと幾日で終るのだと実感させられる。
【例句】
古暦ほしき人には参らせん
嵐雪「其袋」

引裂て鰯包むや古暦
几董「几董発句全集」

酔て寝た日のかずかずや古暦
几董「あけ鳥」

古暦吹かるるや三輪の町はづれ
蕪村「夜半叟句集」

板壁や親の世からの古暦
一茶「九番日記」

幾程は煤けもせぬや古ごよみ
一茶「文政句集」

何となく奈良なつかしや古暦
正岡子規「子規俳句集」

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お知らせ:第2回「大岡信記念/富士山俳句大会」

4月12日(日)、第2回「大岡信記念/富士山俳句大会」(大会実行委員会主催)が大岡信の出身地・静岡県三島市で開かれます。村松二本さん(「椎」主宰)の講演のほか、俳句会、事前投句の入選発表があります。

【大会日程】
日時:4月12日(日)午後1時ー4時
会場:三島市民文化会館(三島駅南口、徒歩5分)
参加費:2000円
参加申し込み:大会サイトから申し込んでください。

1)句会:5句、選者=長谷川櫂、村松二本
2)講演:村松二本「信と楸邨」
3)事前投句の入選発表、選者=長谷川櫂、村松二本

【事前投句の募集】

題:大岡信、春
投句:1人2句まで。無料。
締め切り:3月25日(日)必着。郵便はがき、または大会サイトへお送りください。

送り先:〒437ー0064 静岡県袋井市川井1252の6、野村久
参加申し込み、事前投句はこちらから

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