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季語と歳時記

きごさい歳時記

作成者アーカイブ: dvx22327

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フレーム 三冬

季語と歳時記

【子季語】
温床、温室
【解説】
温床のこと。電熱や灯油などを焚いて内部を温め、野菜や果物を促成栽培をする。ビニールを張ったかまぼこ形のものなどがある。

大根引く(だいこんひく)初冬

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【子季語】
だいこひき、大根馬、大根舟、大根車 
【解説】
大根を収穫すること。晩秋から初冬にかけて葉を両手で持って、畑から抜き取る。雪の中の作業になることもある。
【例句】
鞍壺に小坊主乗るや大根引
芭蕉「炭俵」

出女に投げて通るや大根引
許六「宇陀法師」

伊吹には雪こそ見ゆれ大根引
支考「草苅笛」

大根引馬おとなしく立眠り
鬼城「定本鬼城句集」

たらたらと日が真赤ぞよ大根引 
川端茅舎「川端茅舎句集」

白砂のやうな陽を浴び大根引
高田正子「玩具」

寒晒(かんざらし)晩冬

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【子季語】
寒曝、寒晒粉
【解説】
穀物などを粉にして水に漬けた後、陰干しをして寒気に晒すこと。白玉粉などを作るための作業である。水に漬けるのは不純物を除去するためで、寒い時季にやるのは、雑菌の繁殖を防ぐためでもある。
【例句】
寒晒土用のなかをさかりかな 
許六「篇突」

手足まで寒晒しなる下部かな
一茶「八番日記」

毎夜さの槙の嵐や寒晒
子静「発句題叢」

海女(あま)晩春

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【子季語】
磯人、かつぎ、もぐり、海女の笛、磯なげき
【解説】
海に潜って、貝類や海藻類を採取する女性のこと。磯近くでもぐる磯海女と、沖へ出て漁をする沖海女とがいる。春の若布採の解禁のころからから潜り始める。

斑猫(はんみょう、はんめう)三夏

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【子季語】
道をしへ、みちしるべ
【解説】
体長二センチくらいの美しい甲虫。昆虫を捕食する。飛ぶ仕草が道案内をするように見えることから道おしえという。
【例句】
道をしへ一筋道の迷ひなく
杉田久女「杉田久女句集」

斑猫や松美しく京の終
石橋秀野「桜濃く」

つんつんと遠ざかりけりみちをしえ
星野立子「立子句集」

轡虫(くつわむし)初秋

季語と歳時記


【子季語】
がちやがちや
【解説】
クツワムシ科の昆虫。体長は六センチ前後で太っている。色は緑か褐色。八、九月の夕方から夜にかけて、ガチャガチャと鳴き続ける。その鳴き声が馬の轡をガチャガチャ鳴らす音に似ていることからこの名がついた。
【例句】
露萩も折るるばかりに轡虫
越人「藤の実」

城内に踏まぬ庭あり轡虫
太祇「太祇句選」

枯萩(かれはぎ)三冬

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【子季語】
萩枯る
【解説】
冬になって葉の落ちつくした萩のこと。風に吹かれる様子にはわびしいものがある。
【例句】
かれ萩に口淋しがる二人哉
一茶「享和句帖」

山雀(やまがら)三夏

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【解説】
シジュウカラ科の鳥。雀ほどの大きさで体色は茶色っぽい。雌雄同色。低山帯の林に棲む留鳥。昆虫のほか木の実を食べる。動作は軽快で、鳴き声が美しい。
【科学的見解】
ヤマガラは、シジュウカラ科の鳥類で、ほぼ全国的に留鳥として生息している。習性としては、秋になるとエゴノキやスダジイ等の木の実を隠し、冬の備えとする貯食行動が特徴である。産卵期は三月から六月で、三個から八個程度産卵する。鳴き声は、同じカラ類のシジュウカラと似ている。近縁種としては、伊豆諸島南部にのみ留鳥として局所分布しているオーストンヤマガラが知られている。(藤吉正明記)
【例句】
山雀の高音に成るも別れかな
去来「裸麦」

山雀は芸をしながらわたりけり
一茶「八番日記」

山雀や榧の老木に寝にもどる
蕪村「蕪村句集」

山雀の山を出でた日和な
藤野古白「古白遺稿」

白菜(はくさい)三冬

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hakusai【子季語】
白菜漬
【解説】
アブラナ科。明治時代に中国から渡来した、冬野菜の代表的なもの。堅く結球する系統と、半結球の系統がある。みずみずしさ、淡白な味は、和、洋、中華に重宝される。漬物、煮物、鍋物には欠かせない。
【科学的見解】
ハクサイは、古代中国で栽培されていたカブがチンゲンサイ類と交雑して、不結球(葉が重なり丸くならない)ハクサイが生じ、それが結球性を獲得して生まれたとされている。ハクサイ独特の丸みのある結球性は、寒い冬の霜や凍結から若い葉(新芽)を守る役割を果たしている。春先、暖かくなると、重なりがほころび始め、中央から茎が立ち、先端に黄色の十字架花を多数つける。(藤吉正明記)

五月晴(さつきばれ) 仲夏

季語と歳時記

【解説】
もともとは梅雨の時期の晴天のこと。陽暦五月のさわやかな晴天とは意味を異にする。炎暑の訪れを予感させる晴れである。
【例句】
朝虹は伊吹に凄し五月晴れ
麦水「葛箒」

抱きおこす葵の花やさ月ばれ
蝶夢「草根発句集」

虻出でよしやうじの破れの五月晴れ
一茶「七番日記」

うれしさや小草影もつ五月晴
正岡子規「子規句集」

小舟して洗ふ画舫や五月晴 
寒川鼠骨「寒川鼠骨集」

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