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季語と歳時記

きごさい歳時記

作成者アーカイブ: dvx22327

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銀杏散る(いちょうちる、いてふちる)晩秋

季語と歳時記

【解説】
黄色く色づいた銀杏が落葉すること。みるみる散ってゆく様は壮観であり、地面は黄色一色になる。

冬の暮(ふゆのくれ)三冬

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【子季語】
冬の夕、冬の宵、寒暮
【解説】
冬の夕暮れ。日没とともに一気に冷え込み、早い時間からあちこちに明かりが灯る。寒々とした情景であるが、どことなく生活感が漂う。

青蜜柑(あおみかん、あをみかん)三秋

季語と歳時記

【解説】
ミカン科の柑橘類のうちミカン属に属するものの総称。静岡、和歌山、愛媛などの温暖地に多く産し、初めは緑色に実るが晩秋には黄色く色づく。甘酸味があり食用とする。表皮が青いまま店頭に出るものもある。
【例句】
行く秋のなほ頼もしや青蜜柑
芭蕉「浮世の北」

根府川や石切る山の青蜜柑
正岡子規「子規句集」

綿引や店にならべし青蜜柑
正岡子規「子規句集」

霜柱(しもばしら)三冬

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【子季語】
霜くずれ
【解説】
寒い冬の夜などに、毛細管現象によって地上へ上昇してきた地中の水分が、地表のすぐ下で凍るもの。直径二~三ミリの氷柱が束になって上方へ伸び、土を押し上げる。長いものでは十センチ以上にもなる。
【例句】
消えてかなし老の杖にも霜ばしら
重頼「桜川」

霜柱ほそくからびたる日影かな
惟中「俳諧三部抄」

縄帯の悴いくつぞ霜柱
一茶「七番日記」

土ともに崩るる崕(がけ)の霜柱
正岡子規「寒山落木」

枯れ尽す菊の畠の霜柱
正岡子規「寒山落木」

霜柱そだちし石のほとりかな
川端茅舎「現代俳句文学全集」

霜柱どの一本もめざめをり
加藤楸邨「怒濤」

霜柱次第に倒れいそぐなり
松本たかし「石魂」

霜柱倒るる光明滅し
松本たかし「石魂」

霜柱俳句は切字響きけり
石田波郷

霜柱いたくな立ちそ猫の墓
長谷川櫂「蓬莱」

霜柱踏んで達磨ををさめけり
高田正子「花実」

蝮(まむし)三夏

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【子季語】
赤蝮、蝮捕、蝮酒
【解説】
トカゲ目クサリヘビ科の爬虫類。日本固有の毒蛇で卵胎生。マムシとは「真虫」の意という。体長四十~六十五センチ。頭が三角形で首が細く尾が短い。全身に独特の銭形の斑紋がある。焼酎に漬けて蝮酒にする他、干して強壮の薬として用いたりもする。
【科学的見解】
蝮は、クサリヘビ科に属する爬虫類で、ニホンマムシとツシママムシが知られている。ニホンマムシは、北海道から九州まで全国的に分布しているのに対して、ツシママムシは長崎県の対馬にしか生息していない種である。ニホンマムシは、温帯域の代表的な毒蛇であり、一個体の毒で七百五十個体のマウスを殺せるだけの毒の量を備えているとのことである。本種の目と鼻の間には左右一対のピットと呼ばれる器官があり、その器官で赤外線を感知することができる。哺乳類や鳥類等の恒温動物は赤外線を発しているために、本種はそのピット器官を使用して獲物の位置を把握し、捕えている。繁殖期は八月から十月で、直接幼体を産む胎生で、五個体程度出産する。体色は、幼体・成体ともに赤褐色から黒褐色で、銭型模様を有するところが特徴である。(藤吉正明記)
【例句】
曇天や蝮生き居る罎の中
芥川龍之介「我鬼句抄」

平凡の長寿願はず蝮酒
杉田久女「杉田久女句集」

狐(きつね)三冬

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【解説】
ネコ目イヌ科キツネ属など四属の哺乳類の総称。体長は種によってさまざまで二十四~百二十センチ。ほぼ世界中に分布し、夜行性で肉食。冬場、ミミズやモグラなどの餌を求めて畑を荒らすので、罠を仕掛けたりする。
【科学的見解】
 キツネは、ネコ目(食肉目)イヌ科の哺乳類である。大陸のアカキツネに対して、日本には北海道にキタキツネ、東北から九州までにホンドキツネの二亜種が存在している。
 両亜種は、人里近くの低山から高山までの森林に生息しているが、林縁部の草地や農耕地でも見かけることが多い。餌は主に小型動物類であるが、秋には果実類も食べるようである。仔育てのため、自力で地中に巣穴を掘るか、アナグマの使い終わった古巣を利用する。出産は春先で、夏まで仔育てを行う。稀に体毛が抜けたキツネを見かけることがあるが、その場合の多くはダニ類が寄生し、疥癬症を発症させた個体であると思われる。また、キタキツネには、多包条虫(エキノコックス)が寄生している場合があり、人にも感染しエキノコックス症を引き起こすため、餌付けや糞に触るなどの接触は避けるべきである。(藤吉正明記)
【例句】
すつくと狐すつくと狐日に並ぶ
中村草田男「万緑」

臘梅(ろうばい、らふばい)晩冬

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【解説】
ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木、高さ二~三メートルで中国原産。庭や公園に植えられる。葉が出る前に、ろう細工のようなつやのある黄色い花が、やや下を向いて薫り高く咲く。唐梅、南京梅ともいう。
【科学的見解】
臘梅(ロウバイ)は、江戸時代に朝鮮半島から渡来し、観賞用として栽培されている。近縁種としては、中国原産のトウロウバイが存在し、こちらも香りがよいために庭園などで植栽されている。ロウバイに比べると花が大きく、香りも強い。(藤吉正明記)
【例句】
唐梅は万木の中の万戸かな
重頼「佐夜中山集」

臘梅や枝まばらなる時雨ぞら
芥川龍之介「澄江堂句集」

臘梅や水に入る巌うつくしき
長谷川櫂「天球」

暑気中り(しょきあたり)晩夏

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【子季語】
暑さあたり、暑さ負け
【解説】
体が、夏の暑さに負けること。抵抗力が弱くなり、病気になることもある。食欲不振や倦怠感を伴い、ぐったりとしてしまう。
【例句】
古妻の遠まなざしや暑気中り
日野草城「銀」

キャンプ(きゃんぷ)晩夏

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【子季語】
天幕生活、キャンプ小屋、キャンプファイヤーテントキャンプ村、オートキャンプ
【解説】
キャンピング(天幕生活)の略語。夏自然に親しむために、海や山、水辺などに天幕を張り自炊をして野外生活を楽しむ。夜は、かがり火を焚き、それを囲んで合唱やフォークダンスなどに興じる。
【例句】
白樺の雨に来て張るキャンプあり
松本たかし「火明」

池普請(いけぶしん)三冬

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【子季語】
川普請
【解説】
冬の水量の少ない時を利用して、池底に溜まったごみや落葉を除去したり、堀り上げて底を深くしたりすること。

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