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季語と歳時記

きごさい歳時記

作成者アーカイブ: dvx22327

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落し文(おとしぶみ)三夏

季語と歳時記

【子季語】
時鳥の落し文、鶯の落し文
【解説】
オトシブミ科の昆虫の総称。初夏、櫟、楢、楡、などの広葉樹の葉を筒状に巻いてその中に産卵し地上に落す。この筒状の葉を落し文に見立てた。  
【例句】
音立てて落ちてみどりや落し文
原石鼎「花影」

落とし文ありころころと吹かれたる
星野立子「笹目」

よなべ 晩秋

季語と歳時記

【子季語】
夜業、夜仕事
【解説】
秋の長い夜を働き続けること。夜は特に静かで、こつこつと仕事をしているうちに時の経つのを忘れてしまう。

稲扱(いねこき)仲秋

季語と歳時記

【子季語】
稲打、脱穀、脱穀機、稲扱筵、稲扱機、稲埃
【解説】
実った稲穂から籾をこき落すこと、またはその道具。手作業から足踏み稲扱機、電動式脱穀機へと移り、最近は刈りながら脱穀もする稲刈機が普及している。
【例句】
稲こくやひよこを握る藁の中
其角「渡鳥」

いねこきも木陰つくるや松の下
野坡「野坡吟艸」

渋柿の下に稲こく夫婦かな
夏目漱石「漱石全集」

ふくやかな乳に稲扱く力かな
川端茅舎「春水光輪」

葉鶏頭(はげいとう)三秋

季語と歳時記

【子季語】
雁来紅、かまつか
【解説】
ヒユ科の一年草。茎は一~二メートルほどの高さになる。秋、茎の上部の葉が、赤や黄、紫紅色に色づく。それが雁の渡る頃になるので雁来紅ともいう。
【例句】
まだ夏の心ならひや葉鶏頭
嵐雪「或時集」

岡崎は祭も過ぎぬ葉鶏頭 
史邦「芭蕉庵小文庫」

葉鶏頭のいただき躍る驟雨かな
杉田久女「久女句集」

秋繭(あきまゆ)三秋

季語と歳時記

【解説】
秋蚕が作る繭のこと。飼育日数が短いため、秋繭は春の蚕の作る春繭に比べて小粒である。収量も少なく品質も多少劣る。

碧梧桐忌(へきごとうき)晩冬

季語と歳時記

【子季語】
寒明忌
【解説】
二月一日。河東碧梧桐(一八七三~一九三七、六十三歳)の忌日。本名秉五郎。虚子と共に子規に俳句を学ぶ。子規没後、新聞「日本」の俳句欄を継承。新傾向俳句の指導者として一時期を画した。

蟷螂枯る(とうろうかる、たうらうかる)初冬

季語と歳時記

【子季語】
枯蟷螂
【解説】
蟷螂は、あたりが枯れゆくに従って保護色の枯葉色に変わってゆく。しだいに生気もなくなりやがて死に至る。この様態を蟷螂枯るという。

鶯餅(うぐいすもち、うぐひすもち)初春

季語と歳時記

【解説】
餅または求肥に餡を包み、青黄粉をまぶした春の代表菓。春らしい色が、鶯の名に結びついたのだろう。なかには両端をとがらせ、鶯の形に似せたものもある。 
【例句】
鶯餅の持重りする柔かさ
篠原温亭「温亭句集」

赤蜻蛉(あかとんぼ)三秋

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【子季語】
赤卒、秋茜、深山茜、眉立茜、のしめ、のしめ蜻蛉、猩々蜻蛉、姫茜
【解説】
アカトンボ類の俗称で、一般には赤い蜻蛉のことを言う。幼虫は水田などのたまり水に棲む。初夏に成虫となり、羽化後まもなく高山に移動する。初秋にふたたび平地に下りて産卵する。十一月頃まで見られる。
【例句】
染めあへぬ尾のゆかしさよ赤蜻蛉
蕪村「落日庵句集」

赤蜻蛉飛ぶや平家のちりぢりに
正岡子規「子規句集」

から松は淋しき木なり赤蜻蛉
河東碧梧桐「碧梧桐句集」

生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉
夏目漱石「漱石句集」

寒施行(かんせぎょう、かんせぎやう)晩冬

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【子季語】
野施行、穴施行、狐施行
【解説】
野生の動物に、寒の時期餌を施し与えることをいう。田の畦、山の際などに、豆腐や油揚などを置く。野に置くことを野施行、狐や狸などの穴らしいところに置くことを穴施行という。
【例句】
野施行を覗く雑木の鴉かな 
庄司瓦全「曲水俳句鈔」

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