落し文(おとしぶみ)三夏 季語と歳時記 【子季語】 時鳥の落し文、鶯の落し文 【解説】 オトシブミ科の昆虫の総称。初夏、櫟、楢、楡、などの広葉樹の葉を筒状に巻いてその中に産卵し地上に落す。この筒状の葉を落し文に見立てた。 【例句】 音立てて落ちてみどりや落し文 原石鼎「花影」 落とし文ありころころと吹かれたる 星野立子「笹目」