【子季語】
後の袷、秋の袷
【解説】
秋に着る袷。秋涼から秋冷にいたれば夏の袷とは自然、趣もことなり、色合いや生地も秋らしいものになる。
【例句】
相撲取のもみ裏染めし秋袷
許六「篇突」
つゝましや秋の袷の膝頭
前田普羅「普羅句集」
秋袷ひとの命に間に合はず
長谷川櫂「蓬莱」
【子季語】
後の袷、秋の袷
【解説】
秋に着る袷。秋涼から秋冷にいたれば夏の袷とは自然、趣もことなり、色合いや生地も秋らしいものになる。
【例句】
相撲取のもみ裏染めし秋袷
許六「篇突」
つゝましや秋の袷の膝頭
前田普羅「普羅句集」
秋袷ひとの命に間に合はず
長谷川櫂「蓬莱」
【子季語】
裁着、もっぺ
【解説】
女性の和服を働きやすく改良したズボン、または袴の一種。足首の部分で絞り日常生活の作業着に用いた。四季を通して着用するがどちらかと言えば寒さに強い仕立になっている。
【子季語】
としもる、守歳
【解説】
大晦日の夜眠らずに夜明かしをして年が明けるのを待つこと。過ぎてゆく年をしずかに見守りながら新しい年を迎える。
【子季語】
.【解説】
日光の直射と雪の反射によって紫外線を受け日焼けすること。冬に真っ黒に雪焼しているのは、山男、スキーヤーの勲章のようである。
【子季語】
秋炉
【解説】
秋に暖を取るためのもの。朝晩の急な冷え込みに焚かれた炉の火には、冬と違った趣がある。
【子季語】
芋煮
【解説】
主に山形県や東北地方で行われる秋の収穫を祝う行事。河川敷などの屋外にグループで集まり、里芋に野菜や肉を加え大鍋で煮て食べる。近年はアウトドア的志向で盛んになり、みちのくの秋の風物詩のひとつとなっている。
【子季語】
初結、結初、初島田、年の髪
【解説】
年があらたまり初めて結いあげた髪。多くは日本髪に用いるが、今では洋髪にもいう。髪を整え身支度あらためて新年を迎える、という心栄えがこの季語の本意。
【子季語】
革足袋、色足袋、白足袋、足袋洗う、足袋干す
【解説】
防寒用の履物としての足袋をいう。白や紺、表地にキャラコ、綿繻子、ナイロン、裏には天竺木綿や白ネルなどををつける。他に家庭用の女物として別珍で仕立てた色足袋もある。現代では靴下にとって変わられたようである。足袋を綴る、足袋を洗って干す、というのも懐かしい冬の景となった。
【例句】
足袋はいて寝る夜ものうき夢見かな
蕪村「蕪村句集」
千代かけて結び納む閨の足袋
土芳「蓑虫庵集」
百姓の足袋の白さや野辺送り
松本たかし「俳句文学全集」
信心の祈り伏したる足袋のうら
星野立子「笹目」
病む人の足袋白々とはきにけり
前田普羅「前田普羅句集」
足袋つぐやノラともならず教師妻
杉田久女「杉田久女句集」
【解説】
剣道、柔道、弓道など武術を修める者が、寒三十日間、特に烈しい稽古を行うことをいう。武術のほか、謡曲、音曲などの芸事の寒中の稽古もいう。
【例句】
寒稽古青き畳に擲(なげう)たる
日野草城「青芝」
空を蹴り空を突きては寒稽古
長谷川櫂「蓬莱」
【子季語】
沢庵漬ける、新沢庵、新漬沢庵、早漬沢庵、大根漬、大根漬ける
【解説】
干大根に糠と塩をし漬物にする。愛知の宮重大根、東京の練馬大根などが有名。糠八、塩二の割合を二升塩。古漬ともなれば七升塩で二、三年は漬ける。沢庵和尚の創始とも伝えられているが、定かではない。修行僧の食事にもかかせないものである。
【例句】
来て見れば沢庵漬の石一つ
嵐雪「玄峰集追加」
大根漬けて来年近く迫りけり
赤木格堂「春夏秋冬」