【解説】
木材や器を磨くのに用いられる木賊を刈り取ること。木賊はトク サ科の常緑多年草羊歯植物で山野の湿地帯に自生するほか、その青々とした姿がめでられて庭にも植えられる。茎の充実した秋に刈り取られる。
【例句】
ものいはぬ男なりけり木賊刈り
蓼太「蓼太句集二編」
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蘆火(あしび) 晩秋
【解説】
刈った蘆を焚いた火のこと。その火で冷えた手足を温めたり、作業する人たちがその火を囲んで、束の間の休憩を楽しんだ。
茨の実(いばらのみ)晩秋
【子季語】
野茨の実/野ばらの実
【解説】
野茨の実のこと。初夏に白く香りのいい花をたくさんつけたあと実を結ぶ。実は小ぶりで光沢のある紅色。葉が落ちたあとも実は 残るが、冬ざれてくるにしたがって黒ずんでくる。
山椒の実(さんしょうのみ/さんせうのみ) 初秋
野葡萄(のぶどう/のぶだう) 仲秋
藪枯(やぶからし) 初秋
芙蓉(ふよう) 初秋
【子季語】
木芙蓉/白芙蓉/紅芙蓉/花芙蓉/酔芙蓉
【解説】
アオイ科の落葉低木。高さは一・五~三メートル。八月から十月 にかけて白、あるいは淡紅色の五弁の花を咲かせるが、夕方には しぼんでしまう。咲き終わると薄緑色の莟のような実ができる。観賞用として庭などに植えられる。
【科学的見解】
フヨウは、中国原産とされており、日本では本州関東以西から九州にかけて野生化している。花の美しさから、庭先や公園などにも植栽されており、本種の花は桃色であるが、花の色が白色から桃色に変化するスイフヨウと呼ばれるものも存在している。フヨウの樹皮からは繊維が取れ、鹿児島県の甑島ではそれを紡いで芙蓉布が織られている。(藤吉正明記)
枝ぶりの日ごとにかはる芙蓉かな
芭蕉「後れ馳」
日を帯びて芙蓉かたぶく恨みかな
蕪村「遺草」
ほしのかげいだきてふけぬ白芙蓉
青蘿「書簡」
芙蓉さく今朝一天に雲もなし
紫暁「鴈風呂」
松が根になまめきたてる芙蓉かな
正岡子規「子規句集」
栴檀の実(せんだんのみ) 晩秋
山粧ふ(やまよそおう/やまよそほふ)三秋
秋鯖(あきさば)三秋
【解説】
秋に獲れる鯖を言う。春から初夏にかけて産卵を終えた鯖は夏場太り、秋に最も脂が乗ってくる。「秋鯖は嫁に食わすな」の言い伝えがあるほどにおいしい。浜焼きやしめ鯖など食べ方は多様。





