【子季語】
学年試験/進級試験/卒業試験/及第
【解説】
進級のための学年試験や、卒業試験をいう。期末試験が小試験なのに対しての大試験である。今はあまり用いられていない言葉か。
【例句】
日ならべて空の碧さよ大試験
日野草城「昨日の花」
山の手の旗雲一つ試験すむ
久米三汀「返り花」
【子季語】
学年試験/進級試験/卒業試験/及第
【解説】
進級のための学年試験や、卒業試験をいう。期末試験が小試験なのに対しての大試験である。今はあまり用いられていない言葉か。
【例句】
日ならべて空の碧さよ大試験
日野草城「昨日の花」
山の手の旗雲一つ試験すむ
久米三汀「返り花」
【解説】
蔦は他の草木に遅れて芽吹く。その芽は新しい蔓となり、ぐんぐん伸びる。さらに蔓から伸びた無数の細い巻蔓には吸盤があり、手近なものに貼り付き這い登る。逞しい生命力を秘めた芽である。
【例句】
蔦の芽の枯木にかかる青みかな
唇風「新類題発句集」
【子季語】
芽
【解説】
春のもろもろの草木の芽のこと。これという特定の草木のそれではない。春の息吹を感ずる言葉のひとつ。
【例句】
夕月に輝くごとき太芽かな
高橋馬相「秋山越」
【子季語】
吉野静/眉掃草
【解説】
センリョウ科。山野に自生するが、原産は中国。江戸時代、観賞用に栽培された。二十~三十センチの茎の先端に対生の葉を四枚つけ、その中心からさらに茎を伸ばしブラシ状の白い小花をつけ る。一人舞う静御前になぞらえた命名。
【科学的見解】
一人静(ヒトリシズカ)は、チャラン属の多年草であり、北海道から九州にかけて広く分布する。似た種としては、岡山から九州北部に生育するキビヒトリシズカや花序が枝分かれするフタリシズカが知られている。これら三種は、林内に自生するや在来の植物であるが、江戸時代に中国から渡来したチャランという似た種は、稀に観賞用として庭先などで栽培されている。(藤吉正明記)
【子季語】
春の汗
【解説】
仲春或いは晩春の季節の移り行く時、好天に恵まれたりして、気温がぐんと上がり、時には汗ばむほどの暑さを覚える。夏の耐え難い暑さとは違う。
【子季語】
宗易忌/利久忌
【解説】
陰暦二月二十八日。千利休の忌日。利休は堺の商家の生まれ。信長、秀吉に仕えた。禁中茶会にて正親町天皇に茶を献じたこともある。晩年には茶道の基となる「わび茶」を完成させた。秀吉に 理不尽なる切腹を賜った。
【例句】
利休忌や復た世に出でし黄八丈
浅井啼魚「ホトトギス誌雑詠選集」
利休忌の石の膚えの冷たさよ
石橋秀野「桜濃く」
【解説】
春の眠りにみる夢のこと。夢は春夏秋冬いつでも見るけれど、とくに春の夢は儚きもの譬えとして、古来、歌に詠まれ、物語に語られてきた。「ただ春の夜の夢の如し」などのように。
【例句】
春の夢気の違はぬが恨めしい
来山「古選」
わが旅もいく夜か寝つる春の夢
蝶夢「裏富士紀行」
鳥と飛び蝶と狂ひぬ春の夢
五蓬「さきつる」
葱抜くや春の不思議な夢のあと
飯田龍太「今昔」
【解説】
サッシなどの無かった時代、建てつけの悪い戸や窓からは隙間風が入った。それを防ぐため紙などで目貼りをした。春暖かくなれば、それを剥ぎとる。そして戸が自由に開けられるようになる。