2025年最初のきごさい+は1月18日 「一茶に見るわが国の園芸文化」
さまざまなジャンルから講師をお迎えして季節や文化に関わるお話をお聞きする「きごさい+」
年明けのきごさい+の講師は社叢学、園芸文化史がご専門の賀来宏和さん。
どうぞぜひご参加ください。
講演の後、句会もあります。 選者:賀来宏和(邊庭)、長谷川櫂
日 時 : 2025年1月18日(土) 13:30~16:00
演 題 : 「一茶に見るわが国の園芸文化~世界最高水準の園芸文化とその庶民性~」
講 師 : 賀来 宏和 (かく・ひろかず)
プロフィール:
1954年福岡県生まれ。「古志」会員。俳号「邊庭」。千葉大学園芸学部及び同大学院修了後、建設省(現国土交通省)に奉職。十三年後に退官、独立して会社設立。建設省時代に、1990年の「花の万博」を担当。会社時代は、2004年の「浜名湖花博」総合プロデューサーなど、花の催事や施設などの企画運営に参画。現在、千葉大学大学院客員教授。NPO法人社叢学会理事、NPO法人日本園芸福祉普及協会理事。専門分野は社叢学、園芸文化史など。千葉県流山市の公の施設「一茶双樹記念館」の管理運営に携わる中で、俳句や一茶の勉強を始め、その成果を昨年『一茶繚乱―俳人 小林一茶と江戸の園芸文化―』として上梓。
講師からのひと言
江戸期のわが国には、当時の地球上における最高水準の園芸文化が花開いておりました。幕末に訪れた外国人はその様子を驚嘆の目で記録しています。その特徴の一つは庶民性ですが、一茶が活躍した江戸後期は、その庶民性が絶頂に達した時代でした。
生涯二万句といわれる一茶の句のうち、植物を季題とする発句は四千四百句余りあります。一番多い植物は何でしょう?その発句の中には、当時の人々が植物を観賞し、また、育てる様子が見事に描かれています。
往古から日本人はどのように花や緑を愛でる文化を育てて来たのか、そして一茶の時代、庶民と花や緑はどのように接していたのか、その発句から覗いてみたいと思います。
2025年1月18日(土) 13:30~16:00 (13:15~ Zoom入室開始)
13:30~14:45 講演
14:50~15:20 句会(選句発表)
15:20~16:00 長谷川櫂(きごさい代表)との対談、質疑応答
<申込み案内>
1. 参加申し込み 1/9(木)まで: