吉野の餅配(よしののもちくばり) 晩春
【解説】
四月十一日、十二日、奈良県吉野町金峯山寺(蔵王堂)で行われる花会式の関連行事。前日十日、桜本坊で数十人の信徒により、千本搗きの餅が搗かれる。蔵王権現に供えられるもので、法会の読経の後、餅配りと称し参詣者に配る。諸坊にも配られる。
【例句】
餅配り国栖人ごまめ奉してより
其角「五元集」
餅ひろて桜の妻木もやしけり
松瀬青々「妻木」
【解説】
四月十一日、十二日、奈良県吉野町金峯山寺(蔵王堂)で行われる花会式の関連行事。前日十日、桜本坊で数十人の信徒により、千本搗きの餅が搗かれる。蔵王権現に供えられるもので、法会の読経の後、餅配りと称し参詣者に配る。諸坊にも配られる。
【例句】
餅配り国栖人ごまめ奉してより
其角「五元集」
餅ひろて桜の妻木もやしけり
松瀬青々「妻木」