【解説】
サギ科の鳥。体長は五十センチほどで、鴉ほどの大きさ。嘴と足が長く首が短い。後頭の羽毛は長く後頭から背は暗青緑色、嘴は 黒。夏鳥として本州以南に渡来。日中は川の近くの木の茂みに休 み、夕方から活動し川や水田で魚を獲る。翼の白い羽が笹の葉のように見える事からこの名がある。
【科学的見解】
ササゴイは、サギ科の鳥類で、九州から北海道南部に夏鳥として渡来する。西日本の一部の地域では、越冬することが知られている。主に夕方から活動し、魚類を主食にしている。産卵期は、五月から六月で、三個から六個程産卵する。近縁種としては、ゴイサギが知られているが、本種の眼の色は黄色に対して、ゴイサギの成鳥の眼の色は赤色のため、その点が識別しやすいポイントである。（藤吉正明記）