雨燕(あまつばめ) 三夏
【解説】
アマツバメ科の鳥。雀より大きく、長い翼を持つ黒い鳥。夏鳥として全国に渡来する。高山、島、海岸等の岩壁にコロニーを形成する。飛びながら昆虫を捕まえる。雨が降ると群飛する習性からこの名がある。
【科学的見解】
アマツバメは、アマツバメ科の鳥類で、夏鳥として渡来する。営巣場所は、山地や海岸付近の断崖であり、飛びながら昆虫等の餌や巣材を集める習性がある。近縁種としては、ハリオアマツバメとヒメアマツバメが知られており、本種は尾の燕尾が長いのに対して、ハリオアマツバメは名の通り尾に針状の突起を有し、ヒメアマツバメは尾が台形型で燕尾が短いため、それらの形で識別できる。産卵期は六月から八月で、二個から三個程度産卵する。(藤吉正明記)