【子季語】
秋咲きサフラン/番紅花
【解説】
アヤメ科サフラン属の球根植物。初秋に球根を植えると晩秋に花を咲かせる。花は六弁の漏斗状で紫色。黄色のおしべと赤いめしべをそれぞれ三本づつ持つ。めしべを摘んで薬用、染料にする。
【科学的見解】
サフランは、アヤメ科サフラン属の球根性の多年草であり、江戸時代に薬用目的で導入された。葉は線形で細く、花は薄紫色をしている。花の中心にある朱色の花柱が古くから染色の材料として利用されてきた。近縁種としては、春に開花し観賞目的で庭先や公園の花壇等に植栽されているクロッカスが有名である。(藤吉正明記)