ジンジャーの花(じんじゃーのはな) 初秋
【子季語】
花縮砂
【解説】
ショウガ科シュクシャ属のインド原産の多年草。細長い葉を持ち、初秋、茎の先端に芳香を持つ白い大きな花を咲かせる。一日花ではあるが次々に花を咲かせる。改良種にはオレンジ色の花もある。
【科学的見解】
園芸植物のジンジャーは、一般的にシュクシャもしくはハナシュクシャと呼ばれている。ジンジャーは、ショウガ科の多年草で、日本へは江戸時代に導入され、暖地の湿り気のある地域で栽培もしくは一部野生化している。花は白色で、強い香りを漂わせる。沖縄等の南西諸島で良く栽培されている。(藤吉正明記)
【例句】
ジンジャの香夢覚めて妻在らざりき
石田波郷「酒中花以後」