ホップ 初秋
【子季語】
唐花草/ポップの花/ポップ摘む
【解説】
クワ科の蔓性多年草。夏、淡緑色の花をつけ、果実は秋に実る。 北海道で多く栽培され、麦酒の醸造に苦味を添えるものとして使われる。
【科学的見解】
英名ホップの標準和名は、セイヨウカラハナソウである。本種は、雌雄異株で、苞やがくに黄色の腺粒があり、それが香りや苦味のもとになっている。日本にもその近縁の変種であるカラハナソウが、北海道から本州中部以北に分布している。つる性の多年草であり、本種同様に果実には良い香りや苦味を有している。(藤吉正明記)