御命講(おめいこう/おめいかう) 晩秋
【子季語】
御会式/会式/会式太鼓/御影講/日蓮忌/万灯
【解説】
日蓮上人の忌日法要。陰暦の十月十三日。日蓮上人が入寂した東京の池上本門寺では、現在、陽暦の十月十一日から十三日にかけてとりおこなわれ、数十万の参拝者が訪れるという。前日の十二日はお逮夜で、信者らは万灯や提灯をかかげ、団扇太鼓を叩きながら、お題目を唱えて境内を練り歩く。
【例句】
御命講や油のやうな酒五升
芭蕉「小文庫」
御命講や顱(あたま)のあをき新比丘尼
許六「韻塞」
上京や月夜しぐるゝ御影講
九董「晋明集二稿」